GUBI
Nagasaki Dining Chair
「小さな建築」と言われる椅子。
実は、名作と呼ばれる椅子の多くは建築家がデザインしたものだそうです。
座る・立つが快適に行える機能性や強度。インテリアに映えるデザイン性。
そのどちらも欠けてはならないのが椅子。
きっと小さな家を作るような感覚だから建築家がデザインをする事が多いんでしょうね。
さて、本日は下北沢に入荷した「小さな建築」を一脚ご紹介!
imption初入荷! ミッドセンチュリー期の名作チェア!
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ブラックとイエローの組み合わせが目を惹く可愛らしい一脚。
何とも言えないこの不思議な形をした椅子。
デンマークの家具メーカーである"グビ GUBI"によって復刻された"ナガサキチェア Nagasaki Chair"のご紹介です。
デザインを手掛けたのは、ミッドセンチュリーデザインを代表する家具デザイナーの一人である"マシュー・マテゴ Mathieu Mategot"。
ブダペストのボザールでアートと建築を学んだマテゴは、いち早くパンチングメタルの効率性と芸術的な美学に目を付けました。
その後、小さな正方形と丸い穴を開け機能的なデザインを生み出し、金属の板を一枚の布のように自由に形作る事のできる機械を新しく開発。
これによって彼はデザインや表現の自由度を大幅に高めることに成功しました。
1954年にデザインされたこの"ナガサキチェア Nagasaki Chair"もそのひとつ。
1954年に開催された装飾芸術サロン Salon des Artistes Décorateursで初めて展示された"ナガサキチェア Nagasaki Chair"。
アルネ・ヤコブセンのアントチェアと並び、当時では数少ない3本脚モデルの斬新なスタイルはマテゴデザインのアイコン的存在となっています。
アントチェアは前脚が1本に対し、"ナガサキチェア Nagasaki Chair"は後脚が1本のデザイン。
前から見た時のインパクトがすごいですよ!一目見たら忘れられないくらいの存在感を放っていますね!
前脚は何となくわかるけど、後ろ足が一本って、、、本当に安定感があるの?
恐る恐る座らせて頂きましたが、これが驚くほどに安定していました。
前後左右、どこに重心を置いてもバランスを崩さない計算し尽くされた設計。
実はデンマークの古い民家では石を敷きつめた土間が多く、でこぼこの床には3本脚のチェアの方がより安定したそうです。
機能性とデザイン性を両立させた"ナガサキチェア Nagasaki Chair"は、「完璧な建築」ですね。
座面には角度が付き、奥に行くほど低くなっています。
この絶妙な角度が、しっかりお尻と腰を支えてくれて心地よい掛け心地を実現。
座面に比べて小ぶりな背もたれも背中のカーブにフィットしてくれます。
パンチングメタルの通気性のおかげで熱も籠らず、長時間座っていても疲れませんでした!
さて、"マシュー・マテゴ Mathieu Mategot"デザインの"ナガサキチェア Nagasaki Chair"はいかがだったでしょうか?
ミッドセンチュリー期の名作チェア。復刻してくれた" グビ GUBI "感謝ですね。
ブラック×イエローのエルパンチングメタルの抜け感と相俟ってカラーグラデーションが引き立つ仕上がりは、お部屋の雰囲気をワンランクアップしてくれます!
座って良し、飾って良しの最高の一脚。
インテリアに取り入れてみてはいかがでしょうか??