Lisa Larson
Vaggplattor Fagler
北欧の静かな美意識と、日々の暮らしにそっと寄り添う佇まい。
そんな魅力をかたちにしたような、リサ・ラーソンのアイテムたち。
シンプルでありながら、どこか愛嬌があり、眺めていると思わず気持ちがほころぶ。
温かな世界観や、さりげないユーモアこそ、リサ・ラーソンのものづくりに惹かれる理由なのかもしれません。
今回は、今ではなかなか出会うことのできない、貴重なビンテージアイテムが入荷しました。
5羽の鳥が寄り添う、静かな時間。

こちらは、「Väggplattor」シリーズの中から、鳥をモチーフにした陶板作品「FAGLAR」。
リサ・ラーソンらしい素朴さとユーモアを感じさせながら、実はなかなか出会うことのできない、希少なアイテムです。
愛らしくデフォルメされた姿には、思わず目を細めてしまうような可愛らしさがありながら、どこか野鳥の持つ凛とした雰囲気も漂っています。
「鳥って、こんな感じだったよね」と思わせる親しみやすさと、実際の鳥が持つ少し神秘的な佇まい。
そのふたつが絶妙なバランスでひとつのかたちに落とし込まれているのが、この作品の魅力なのではないでしょうか。


リサ・ラーソンの陶板作品が数多く生み出された、1960年代。
その中でも、こちらの作品は1968年の一年間だけ製作された、ひときわ特別なもの。
一般販売のためにつくられたものではなく、グスタフスベリにまつわる勤続25周年の記念品として用いられた、限定生産のプレートだったそうです。
当時のグスタフスベリを支えた人々の節目を祝うためにつくられたという背景を知ると、単なるインテリアとしてだけではない、この作品ならではの特別感がより伝わってきます。

「鳥の家族」とも呼ばれるこちらのプレートは、白炻器でつくられ、5羽の鳥たちをモチーフにした浮き彫りが施されています。
これまでにないサイズでつくられた限定版ということもあり、その存在感はひときわ印象的。
寄り添うように並ぶ5羽の姿には、どこか静かで穏やかな時間が流れているようにも感じられます。
一羽一羽にさりげない表情があり、眺めるほどに愛着が湧いてくるような佇まいです。



さらに目を惹くのが、釉薬の艶やかな質感と、素地のマットな質感を巧みに使い分けた仕上がり。
やわらかな色合いも相まって、作品全体に穏やかな表情を与えています。
華やかに主張するのではなく、空間の中にすっと馴染みながら、ふとした瞬間に目を惹く。
そんな控えめな存在感の中にこそ、リサ・ラーソンならではの温もりと遊び心が感じられる作品です。

この時代につくられたリサ・ラーソンの陶板には、時を重ねたものだけが持つ、静かな魅力があります。
素朴で温かく、どこかユーモラス。
暮らしの中に迎えることで、日々の風景にそっと彩りを添えてくれることでしょう。
なかなか出会うことのできないビンテージだからこそ、これからも大切に飾りながら、その佇まいを楽しんでいただけたらと思います。































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