Kvist
J148
美しい見た目に、当たり前に共存する使い心地。
デンマークデザインに与えられた機能美は素晴らしく、デザインのあるべき姿を強く思わせます。
消費の為ではなく、暮らしをより良いものにする為の行為。
定番を超える為に足すのではなく、研ぎ澄ませていくデンマーク特有のデザイン哲学は数多くの名作を生み出してきました。
本日紹介させて頂くチェアもそのひとつ。
無駄を感じさせず、美しく。
心地良く、暮らしに溶け込む。
特別な逸品のご紹介です。
緩急の美
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デンマークの老舗家具メーカー“クビスト Kvist”。
100年の歴史を持つ名工房です。
デンマーク由来の高い木工技術力とセンス、良質な素材は多くの名ビンテージを残し今日まで愛され続けています。
今回紹介させて頂くのは2Pソファ「J148」。
生活に寄り添う素朴さの中に感じさせる品と繊細さ。
スポークを用いたフレームとそれらを覆うシートが生み出すフォルムが印象的な一脚です。
デザインを手掛けたのはデンマークのデザイナー、エリック・オーレ・ヨルゲンセン。
素材を活かしたシンプルな仕様ながら他に無いハイセンスなデザインのプロダクトを多く手掛けています。
緩やかにカーブを描くアームや脚への切り替えし部等細かな箇所に高いデザイン性を感じさせます。
滑らかながら感じさせる緩急の美。
このバランスが美しく、どの箇所にも退屈な点はありません。
スポークバックのウィンザーチェアを手掛けたこともあるエリック・オーレ・ヨルゲンセン。
トラディショナルでオーソドックスなデザインは見事な解釈で構築されています。
品と伝統を損なうことなく、自らのデザインに昇華させる。
J148に宿る不思議な安堵感と新しさの絶妙な融合は彼の特有のデザインセンスなのかもしれません。
無駄の無い構造とデザインながら座り心地はゆったりと快適。
バックの程よい角度も魅力的。
不思議と沈み込むような感覚に陥ります。
アームに寄りかかった際のホールド感も特徴的。
美しいラインが身体に優しく馴染みます。
ソファ程の圧迫感を感じさせないものの、確りと存在感もある。
良質なデザインは時を超えた今日にも馴染んでくれます。