Carl Hansen & Son
Y Chair

家具好きなら誰でも一度は手に入れてみたいと思うであろう、説明不要の名作『Yチェア』。

心地よい座り心地と軽量で扱いやすく、攻守のバランスの取れた名品。北欧家具のみならずデザイナーズ家具の中でも有名でいて、長らく世界中の人々に愛されてきた椅子はないのではないでしょうか。

寛ぎ、眺める

デザインを手掛けたのは北欧デザインの父と呼ばれ生涯で500種類以上の椅子をデザインした”Hans J. Wegner ハンス・J・ウェグナー”。 北欧デザイナーで最も有名なデザイナーと言っても過言ではないでしょう。

元のデザインは17～18世紀の中国にあった「圏椅(圏＝丸)」という丸みを帯びた可愛らしい椅子が源流にあるそうです。 そこから「チャイニーズチェア」を生み出し、改良したものがYチェアになりました。様々な過去のものからリファレンスを受けて新しいものを作り出すウェグナーらしい作品ですね。

フレームは曲木加工で作られていて、バックとアーム一体型。継ぎ目が無く滑らかで美しい仕上がりとなっています。

各パーツが丸棒で組まれている為、可愛らしくアイコニックなルックスに。 美しさも可愛らしさも持ち合わせている魅力にあふれた佇まいです。

アームは、ハーフアームに。
ダイニングチェアとしての機能だけでなく、食事の後ゆっくり寛いだり、普段から気楽に腰かけられるのは嬉しいですね。高さも読書などに丁度良い高さで、首への負担が少ないように感じました。
また、背もたれと一体になっているので包まれているような安心感もあります。

座面は、職人の手によって編み込まれたた耐久力のあるペーパーコードを使用。
耐久力も然ることながらクッションとしての性能も高く、少し沈むようになっていてお尻を優しく包み込んでくれるようなフィット感があります。 通気性も優れているので、長時間座っても蒸れにくく快適感マシマシです。

脚部のねじれも素敵です。
妙なねじれから、3次元のデザインに見えて、より上品で美しい曲線デザイン。丸くて太いと少し野暮ったく見えてしまいがちですが、この絶妙な曲線はどこか知的にすら見えます。

今回は素朴な暖かみのあるビーチ材をブラックラッカーの塗装を施し、艶のあるモダンな一脚。
また、ペーパーコードはナチュラルカラーでブラックとナチュラルのコントラストが美しく周りの空間を引締めてくれるアイテムです。

また、ペーパーコードもブラックカラーとなった仕様も2脚ございます。

どんなインテリアにも合うオールラウンダーなカラーリングですね。

椅子として使っていない時でさえ、Yチェアはその存在感だけで空間を美しく彩ります。
寛ぐための椅子であると同時に、眺めて楽しめる“魅せる椅子”。
空間はもちろん、日々の暮らしそのものにも彩りを添えてくれることでしょう。