Carl Hansen & Son
CH88P
本日は無垢の笠木と細身のスチールによる素材対比が美しく、ワンランク上のダニッシュモダン空間を演出してくれる巨匠ハンス・J・ウェグナーの名作、" カールハンセン&サン / Carl Hansen & Son "『 CH88P ダイニングチェア 』のご紹介♪
ふたつの世界が交わる時

お馴染み「Yチェア」を始め、生涯500種類以上の椅子をデザインした事で知られるハンス・J・ウェグナー。13歳の頃より家具職人として修業を始め、その4年後には指物師マイスターの資格を取得。木に触れ、素材の特性を知りながら培った家具製造の経験が、同氏のデザインの基礎となっています。
今回、木の質感を活かし無垢材を削り出す同氏の制作スタイルからは珍しく、無垢材の笠木と脚部にスチールを用いたダイニングチェアが入荷致しました。


『 CH88P 』は、もともと1955年のヘルシンボリ国際博覧会(H55) に出展する為にデザインされました。 家具職人の作業工程が多い事もあり、当時はプロトタイプのみの製造でした。



2014年にウェグナー生誕100周年を記念して復刻。60年近い年月が過ぎても、そのスタイリッシュなデザインは、決して時代遅れ感を感じる事無く、現代人の感覚とマッチし、ホームユースは勿論、モダン空間を意識したカフェ、レストランでも愛用されています。
ウッドフレームの優美な曲線と、印象を引き締める無機質な金属素材が対比。強靭なスチールフレームは、実用強度の限界まで削り取る北欧の木製椅子よりも、更に細身にデザイン出来る事から、全体をより軽快な印象に完成させています。



いわゆる「椅子の顔」として、自然と人の目に留まる特徴的な背もたれ部。フレームには森の木々の中で最も進化した組織構造を持ち、はっきりとした木目により「森の王」の異名を持つオーク材が使用されています。金属フレームとは対照的な温かみある木目の表情と色合い。それらは美しい曲線を描くアウトラインで有機的なフォルムが協調され、思わず手で撫でてしまう心地よい木肌に仕上げられています。

ツノのような形の笠木は、全体の印象が甘くなり過ぎない様に適度な緊張感を加えています。ハーフアームとも呼ばれる肘掛けの構造は、椅子を大きく後ろに引かずに横方向から座れる丁度良い長さ。またゆったりしたい時に腕を置く為に、最低限度の面積のみを残しています。
肘掛けとしての機能と同時に鞄を掛けておくのにも便利な形状。見た目一辺倒ではなく、機能性とのバランスに優れた造形美からは、「椅子の神様」という異名をウェグナーらしさを感じられます。


光と水で育む雄大な自然の美しさを模倣した様な曲線的な木製フレーム。人間界に変革を齎した機械文明の産物である直線的なスチールフレーム。生まれの異なる両者が美しく融合し、素材と形のそれぞれの個性が新たな美景を生み出しています。











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