HANS J. WEGNER
CH24
ゲーム「ポケモン」には“個体値”と“努力値”という項目があります。
同じポケモンでも生まれ持った強さが違ったり、育て方によって強さが変わってくるというゲーム性に育成のポイントがあります。
さて、今回ご紹介する北欧家具を代表する「Yチェア」。
なかでも先日入荷した個体は個人的に“個体値”も“努力値”に秀でた一台。
当モデルの特長や魅力について述べていきます。
北欧の記録


デザイナーは「ハンス・J・ウェグナー」。
ウェグナーはデンマークを代表する家具デザイナーで、優れた家具職人としても認知されています。
中国の伝統的な椅子にインスピレーションを受け、1950年に優れた職人を有する「カールハンセン&サン」との協業で量産を始めます。
現在では鉄板の北欧家具となり、時を経るごとにその魅力は高まってきています。

今回入荷したのは、日本人仕様サイズでオーク材を用いた個体です。
発売当初は座面の高さが42㎝程度のもので、日本でもこちらの規格が採用されてきました。
しかし、2016年にYチェアの規格が世界標準で45㎝となってしまったため、現在は受注生産のみに製造量を落としています。
42㎝規格では日本の一般的なダイニングテーブルとも相性が良く、脚付きの良い使いやすさが魅力。
材に用いているオーク材ですが、“北欧らしさ”を決定付けます。
少し安価なものだとビーチ材がラインナップされていますが、ビーチと比較するとトーンが濃く、固く無垢材ならではの質感が感じられます。
木目のはっきりと出た温かみのある表情と、コトっとした重厚さが素朴な北欧らしさに。

上半身を中心に適当に何枚か撮ってみましたが、自分のカメラ技術が上達したと勘違いしてしまうような写真映え。
Yチェアの流線的なフォルムは何度みてもうっとりします。
半円を描く笠木に、蔦のような生命力でうねる後脚。
Yチェアを象徴する抜け感のあるバックレストなど、各パーツに注視するだけでも工夫や拘りがいくつか見えてきます。
そして、美しいデザインと成るためには重要な設計工程があります。
(次項に続く)

Yチェアは全14パーツを組み立てることで完成されます。
杭やネジ等の接合手段は使わず、木材同士にオスとメスを作って、接着剤で接合する“ほぞ継ぎ”にて全てのパーツを接合します。
この“ほぞ継ぎ”は古典的な手法ながら、中々な難しさです。
現代はおそらく機械化していますが、当時は手仕事だったでしょう。
木材のどこをノミで削るか下書きをする“罫書”が少しでもずれたら、グラグラの椅子が出来上がるか組み立てさえ出来ないで終わります。
美しいデザインを保つために必要とされた、高い技術力も注目のポイントです。

今回ご紹介した「ハンス・J・ウェグナー / CH24」、いかがでしたでしょうか。
オーク材が表現する北欧らしさと日本人体型にあったサイズ感が魅力の個体です。
更には、フルメンテナンスしていますので新品同様の状態です。































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