Kartell
Masters chair
こんにちは、ユキナです。
芸術の分野において、度々「オマージュ」という言葉を耳にすることがありますよね。
オマージュとは、「尊敬する作家や作品に影響を受け、似た作品を創作すること」。尊敬や敬意が一つの表現として確立しているのです。
本日は、ミッドセンチュリーを代表する3つの名作チェアへの敬意から生まれた究極の一脚をご紹介致します。
名作が名作を生む―
背もたれに隠れた名作椅子たち
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プラスチックを使用したクリエイティブな家具・インテリアを提案する、イタリア"カルテル Kartell"社。
こちらは、同社のメインデザイナーでもあるフィリップ・スタルク氏が2010年に手掛けた"Masters Chair マスターズチェア"です。
全10色の豊富なカラーラインナップのうち、こちらは初めての入荷であるメタリックなクローム仕上げとなっています。
マスターズチェアが持つ最大の特徴と言えば、その背もたれの形状。
デザインだけを見ると、スタルクらしい変わったフォルムだなと思う方がほとんどだと思いますが、そのわけを知るとハッとさせられますよ!
秘密は座面裏を見るとしっかり説明してくれています。
実はこちら、ご存じセブンチェア(アルネ・ヤコブセン)、チューリップチェア(エーロ・サーリネン)、シェルチェア(チャールズ&レイ・イームズ)といった、3つの名作チェアのアウトラインを融合させた驚きの構成となっているのです。
それぞれ主役級ともいえる個性的なデザインを、一つのチェアに落とし込もうというまさかのアイディアを思いついたこと、名作たちを引き立てながらも新たなデザインとして自分のものにしたこと、そんなフィリップ・スタルクの凄さに感銘を受けますね。
デザインだけでなく、座り心地もとっても良いんです。
贅沢に重なりあった名作チェアが作り出す背もたれのカーブ、そして座面部分のくぼみによって身体を優しく包み込んでくれるような滑らかな座り心地を体感することができます。
耐候性のあるポリプロピレンを採用しているため、屋内外でお使い頂ける点もポイントです。
更に軽量でスタッキングも出来ますので、部屋から部屋への移動や保管にも困りません。ダイニングやガーデンのホームユース、オフィスやカフェのパブリックユースなど、様々なシーンで活躍してくれそうです。
今までホワイトとブラックの定番色の取扱いはあったものの、クロームタイプは初めて。ちなみにメタリックカラーは2014年にあとから発表されています。
光沢のあるシルバーは、より空間に映え、お部屋のアクセントになってくれるところが魅力です。
1色に揃えることで統一感のある空間に、様々な色を組み合わせることでポップな空間に、好みに合わせてコーディネートをお楽しみ下さいませ。
発表されてから10年以上経ち、今ではKartellのベストセラー商品として親しまれているマスターズチェア。
今回は、入荷後予想を超えるスピードで2脚共にSOLDOUTとなってしまい、一歩遅れてのご紹介となりました。
またの入荷を楽しみにしたいと思います。