Kartell
ERO S chair
こんばんは。用賀店のふくです。
前にもこの記事に書きましたが僕は透明なガラスアイテムに惹かれます。
光を当てる角度で表情が変わり、透過した光までもが特別なフィルターを通したような表情に変わってくれるのが面白くて好きなんです。
同じ考えの方がいるかはわかりませんが、今日はそんな透過を楽しませてくれる椅子のご紹介です。
是非、最後までご覧くださいませ。
透過の魅力
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このチェアはイタリアのプラスチック家具メーカー“カルテル”の『エロエス チェア』と言います。
独特な形状の透明なシートとアルミベースの組み合わせが面白く、インパクトのある佇まいが魅力的です。
デザインを手掛けたのは“フィリップ・スタルク氏”
スタルク氏は建築や家具・インテリア・食器・出版物など活躍は多岐にわたり、現代のプロダクトデザイナーといえば必ず名前が上がる程。
この椅子はどんな想いでこのデザインになったのでしょう?
花弁のように見えるシルエットとすらっと伸びる1本脚はエーロ・サーリネンが残した名作チューリップチェアをイメージしているのかも知れません。
そう仮定するとミッドセンチュリー期の名作を現代版にアップデートした椅子とも捉えられますね。
いつも斬新で見るものに驚きと強烈な印象を与えてくれるスタルク氏なら、そんなユニークな事を考えていても不思議には感じません。
また、デザインだけではなく使い手への配慮もしっかりと備わっております。
クッションがついていない&素材がプラスチック。そうくればなんとなく座り心地が想像できますよね?
ですが、腰を掛けると殆どの人の印象は変わるでしょう。
その秘密はこの形状にあります。
緩やかに傾斜を持たせ、腿から背中まで優しく包み込んでくれるシルエットは隙間なく身体に寄り添います。
身体に触れる面が多いことで、体圧は分散され自然と楽な体勢にしてくれる。
さらに脚部を支点に水平方向に回転可と、使い勝手が良いところも嬉しいです。
デスクシーンやリビングのサイドチェア。
美しいデザインを活かしてオフィスでの使用も良いですね。
あとは何と言っても光の当たる姿と映し出される陰影の美しさですね。
見せ方によっては水面のゆらぎや氷など様々な表情を楽しませてくれます。
ポリカーボネートという特別なプラスチック素材が用いられておりますので耐久力も高く、デイリーユースにぴったりな1脚とも言えます。
入荷頻度の高いアイテムではないので、お探しだった方はお早めに。