karimoku60
Living Table
あまりききなじみのない言葉、ムテニエ。料理名みたいで、なんだかおいしそうな響きです。
でも食べ物ではありません。独特の縞模様の杢目と光沢をもつ南アフリカ原産の木材です。
その美しさから装飾向きといわれ高級な材としてビリヤードのキューなんかに用いられているそうです。
哀愁モダン
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そんなムテニエを使用した家具は、あまり多くはないのでしょうか。ムテニエと検索するとこの家具ばかりが登場します。
karimoku60(カリモクロクマル)のリビングテーブル。カリモクファンならずともおなじみのローテーブルです。
Kチェアに合わせるテーブルとして1963年に誕生して以来、現在に至るまで長く愛され続ける定番アイテム。
最もスタンダードなウォールナット、途中で仲間に加わったナチュラル色の強いオークなど、現行でもさまざまな仕様が展開されています。
その中でもよりシックで落ち着きのあるムテニエは異彩を放つ存在。赤みを帯びたブラウンカラーにはノスタルジックな哀愁のような雰囲気が漂います。
しかも、フレームカラーに近い色味が生み出す統一感によりKチェアとの相性はそれはもう抜群でした。
そう、抜群だったんですが今は過去形。残念ながら2022年をもって生産を終了してしまいました。
ウォールナットでは味わえない深み、オークとは異なるレトロ感。ムテニエ天板はもう中古市場でしか出会うことはできません。
サイズは幅90cmのコンパクトなSサイズ(ムテニエはSのみの展開だったようです)。ひとり暮らしのお部屋からファミリーで過ごすリビングまで幅広く設置頂けます。
また、リモコンや雑誌などはとりあえず天板下の棚板収納へ。このとりあえずがあるとないでは大違い。テーブル上をすっきりと保つことができるポイントです。
本当は何の説明も要らないほど、日本の家具として定着しているカリモク60のリビングテーブル。使いやすさも取り入れやすさも一目瞭然です。
ローテーブル界においてここまでの知名度を誇るのは、きっとこれが一番でしょう。
とりわけムテニエはダークブラウンカラーと直線的な杢目がモダンな印象を増幅させるので、Kチェア以外のソファともなじみやすいように思います。
レトロでモダン。個人的には、このムテニエ天板が一番タイプです。