カリモク
旧国立競技場 座席スツール
街の風景や暮らしは日々移り変わるもの。
私たちが日ごろ触れているものもいつかは変化します。
その過程で消えてしまうものも少なくありません。
その破片も誰かの思い出であり、風景のひとつです。
東京に佇んだ歴史の破片
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1958年に開場。
1964年の東京オリンピックのメインスタジアムとして使われた旧国立競技場。
本日ご紹介させて頂くのはその会場内で使われていた座席を再利用したアイテムです。
このスツールを手掛けたのは日本を代表する家具ブランド、カリモク家具。
12名の開発スタッフがコンペ形式で、100を超えるデザインを出し合い誕生しました。
発表は雑誌ブルータス“夢の値段 2015”のコラボ企画。
歴史を含んだ会場の一部はレトロな雰囲気を持ちながら新鮮さを放ちます。
座面は実際に国立競技場で使われていた座席。
自由席と指定席の2パターンで作られています。
ポップなオレンジと明快なブルーはまさにスタジアムの座席その物。
ぼってりと肉厚なフォルムも愛らしいポイントです。
程よい座繰りは身体に馴染、長時間の着座にも対応してくれます。
脚はウィンザーチェアが持つ華奢な脚。
ハの字に広がり、すっきりと上品な佇まいです。
プラスチックの本体と無垢の脚の絶妙なバランスがこのアイテムを特別な一脚に仕上げています。
丁寧なつくりもカリモクならでは。
細やかなディティールや仕上げが優しさを感じさせます。
不特定多数且つ様々な体型の人が使い、量産が求められた座席と木材とのギャップも印象的です。
コンパクトなボリュームも魅力的。
気軽に移動できる点も扱いやすいポイントです。
キャッチーなフォルムはアクセントの役割をも担ってくれそう。
本来の役割を終え、新たな命を与えられたリメイク家具。
様々なかたちで存在するそれらが含む誰かの思い出も、この家具が持つデザインのひとつです。
東京に佇んだ歴史の破片。
ユニークで愛らしいスツールのご紹介でした。
カリモク 旧国立競技場 座席スツール 指定席
カリモク 旧国立競技場 座席スツール 自由席