Catherine Memmi
Montauk Armchair
優れた美術や建築物、豊かな文化で知られる花の都パリ。
そんな芸術の街で生まれ育った女性デザイナー“カトリーヌ・メミ Catherine Memmi”がデザインする家具は、無駄のない洗練されたものばかり。
各界のセレブにも、彼女のファンを公言する人も多いようです。
静謐さのかたち
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カトリーヌ・メミのデザイナーとしての経歴はやや異色です。
大手広告代理店に勤めていた際、撮影用の小道具を自ら製作する中で、クリエイターとしての才能が開花。
1988年には自身がプロデュースするインテリアショップ『ラ・メゾン・デュース La Maison Douce』を立ち上げ、オリジナル家具の販売に至ります。
アートスクールでの勉強や工房での修行を経ずに、デザイナーとして成功を収めた手腕は見事ですが、父と兄が画家という家庭が、彼女の美的感覚を養ったのは間違いなさそうです。
モノトーンやアースカラーを好み、派手な色は用いないという一貫した色彩感覚も幼少期の体験によるものだそう。
また、東洋思想である「禅」からのインスピレーションもデザインの源の一つと言えます。
実際に「ZEN」というシリーズも発表しているほどですが、カトリーヌ・メミの徹底してシンプルに削ぎ落されたデザインには、心穏やかで禁欲的な禅の思想が大きく影響を与えています。
今回入荷した『モントーク MONTAUK アームチェア』もまた、カトリーヌ・メミがイメージする静謐さ、上品さを形にしたような一脚。
これ以上何も引けないほどのミニマルさと、何かを足す必要を感じさせない、絶妙なポイントにあるデザインだと思いませんか?
これ一台でお部屋の印象が決まる、とか空間の主役に、といったタイプでは決してないものの、あるべき場所に佇んでいて欲しいチェア。
ホテルの部屋の片隅やラウンジにあるソファのように、当たり前にそこにあって、座る人を迎え入れる。
意識的に派手さを排除した造形には、我々の暮らしはすでに満ち足りているということを再確認させられるよう。
都会の空気感とアート感覚が合致した上品さ。世界的なモダンインテリアブランド"カッシーナ Cassina"で取り扱いがあったのも納得のスマートな一脚です。
経験豊かなインテリア好きからの注目度が高いカトリーヌ・メミのアイテム。
静かでいて豊かな、ワンランク上の居住空間作りのピースにいかがでしょうか。