Cassina ixc. MARALUNGA 3P sofa

「良いデザインには終わりがなく、長い間めぐりめぐって、100年経っても残っている」 そんな言葉を残したヴィコ・マジストレッティ氏は、流行に左右されることなく人々に永く愛される家具を目指し数多くの名作デザインを手掛けました。 今回はその中でも同氏の代表作である「 マラルンガ MARALUNGA 」をご紹介させて頂きます。 ダメになったら買い替えるのではなく、メンテナンスを繰り返しながら10年20年と大切に使い続けたいと思う家具。 世界中で愛され続けるベストセラーとなったソファの魅力を見ていきたいと思います。

永く愛されること

>>この商品の詳細を確認する 「 マラルンガ MARALUNGA 」は、イタリアのモダンファニチャーを牽引する" カッシーナ Cassina "とヴィコ・マジストレッティ氏の強力なタッグにより1973年に誕生。 当時木枠が当たり前だったソファの内部構造に、耐久性に優れたモールドウレタンフォームを初めて採用したことで、今までにない「極上の快適さ」を体感できるソファとしてニューヨーク近代美術館（MoMA）に収蔵されるほど世界中で高い評価を受けました。 革新的と言われたのはそれだけでなく、最大の特徴である無段階に上下する背もたれにもあります。 身近な自転車用のチェーンを参考にしたことで滑らかな動きを実現し、ハイバックとローバックの２通りの座り心地を楽しめるとともに、その人の体形に合った細かな調節が出来るのです。 ハイバックは、リクライニングソファのように深く座り込み、身体を預けて完全にリラックスした体勢を取ることができ、 ローバックは、半分に折りたたまった背もたれが腰をしっかりと支えてくれ、安定感のある座り心地となっています。 シートごとに調節が出来るため、同時に座っていても人によってハイバックにしたりローバックにしたり使い分けられるところも嬉しいですね。 その日の気分や用途に合わせて自由に変化するフレキシブルさもまた、ファンの心を掴む理由の一つなのかもしれません。 張地には、定番のブラックとはまた違う華やかな本革のキャメルブラウンカラーを採用しています。 現在メーカーサイトの張地ラインナップに同カラーの取り扱いがなく、中古でしか手に入らない廃番カラーかと思われます。 無機質で冷たい印象になりがちなモダンインテリアを、重厚感や高級感はそのままに温かく明るい雰囲気に変えてくれそうです。 張地のランクは分かりかねますが、独自のレザー基準を持つカッシーナの中でも厳選されたレザーを使用しており、やはり肌に直接触れたときのしっとりとした滑らかな質感は格別です。 使えば使うほど肌に馴染み、変化していく色合いや風合いを楽しめるのもレザーソファの醍醐味ではないでしょうか。 世界中で今も変わらず愛され続けるヴィコ・マジストレッティ氏の最高傑作。 世界を驚かせた革新的な内部構造とオブジェのような多面的なデザイン、そして一度座ったら忘れられない極上の座り心地は、何にも変えられない唯一無二の逸品です。 マラルンガをじっくり座ることができたのは今回が初めてだったのですが、実際に座ってみることで「忘れらない座り心地」と言われる納得の座り心地でした。 是非皆さんにも実際に座ってその座り心地を体感してみて頂きたいです。