Castelli
DSC 106
こんにちは、ニデです。
イームズのシェルチェア、ヤコブセンのセブンチェア、ウェグナーのYチェア、プールヴェのスタンダードチェア、椅子だけでも数多くの名作プロダクトが存在し、定番になっているものが多々あります。
その中でも名作でありながら定番ではないプロダクトという物も存在します。
本日はその様な定番ではない名作チェアの紹介です
日本が目を付けたイタリア生まれの隠れた名作
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本日はイタリア" カステリ / Castelli " の『 DSC 106 』通称:カステリチェアの紹介です。
DSC106はCastelliで1960年代から作られ続けている、公共向け家具のDSCシリーズの1つ。
ジャンカルロ・ピレッティがCastelli社の為にデザインし、大きな人気を博しました。
こちらは岡村製作所(現:オカムラ)が日本向けにCastelliと技術提携して1982年に製造を開始したモデル。
現在では製造されておりませんが、このDSC106を含むDSCシリーズはいくつかのグッドデザイン賞を取得。
80~90年代にかけて大量生産され、多くの公共の場で使用されております。
DSC106はプライウッドの背もたれと座面、アルミのフレームと脚部の組み合わせ。
クランプ式という構造で組まれており、木材を金属フレームで締め上げる仕組みで出来てます。
背もたれと座面は広めに取られており、緩やかなRが体をしっかりと受け止め、ゆったりとした座り心地。
ファブリックタイプで適度なクッションがあり、冬場でも冷たく感じる事がありません
脚部はコンパスレッグでミッドセンチュリーらしい雰囲気が出てます。
Castelli社の物は座面高さが47cmと高めですが、岡村製作所の物は42cmと日本人の体型に合った大きさにリサイズされております。
これによって足着きの良さが上がり、合わせるテーブルの選択肢も増えます。
スタッキングが可能で1箇所にまとめる事が可能。
持ち運びや収納する際に非常に便利です。
元々、公共向けの家具ですので耐久性が非常に高く、壊れたパーツは別売りのパーツで買う事が出来るので、長年ご愛用出来ますよ。
日本企業が目を付けたイタリア生まれの名作チェア。
岡村製作所製造のファブリックタイプは現在廃番です。
有名ショップも注目している人気アイテム、この機会にいかがでしょうか。