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Scando Table
面白いだけとか賢いだけとか、どっちかに偏っていると疲れて続かない。
言い方が大分極端になってしまいましたが、これはヒトだけでなく、家具も同じことが言えるかもしれません。
両方を持ち合わせていたらどうでしょうか。
相手を楽しませてくれて、知らないことを教えてくれて・・・その抜かりない姿に誰もが好きになるはずです。
本日ご紹介するは、プライウッドによる波のようなデザインがトレードマークのコーヒーテーブル。
ユニークなシルエットが面白いことは一目で分かって頂けると思いますが、もう一方の賢さも一緒に見ていきましょう。
誰もが好きになる
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1997年にイームズを輩出したアメリカ西海岸に誕生したファニチャーブランド、offi(オフィー )のScando Table(スキャンドゥテーブル)。
心地よく快適なホームオフィスの為の家具という理念から生まれるオフィーの製品は、シンプルでどこか懐かしさのあるプライウッドを使用した家具を得意とし、木という素材の温かみを残しながらも都会に暮らす若い世代の生活スタイルにあった家具を提案し続けています。
手掛けたのは、同社の専属デザイナーEric Pfeiffer(エリック・ファイファー)。
2005年の発表から20年ほど経過した今なお全米での評価も高く、雑誌などのメディアに取り上げられていたり、MoMAを初めとする様々なミュージアムショップで取扱いされていたりと、その人気は衰えることを知りません。
材質や仕上げを数種類から選べる中で、こちらは温かみあるナチュラルなバーチ材。
自然の癒しを感じさせる繊細な木肌とプライウッドの優美な曲線とがバランスよく調和しています。
マガジンラックとして読みかけの雑誌や新聞をサッと仕舞うことのできる、代表作のマグテーブルと同じoffiテーブルを象徴するデザイン。
私がすごいと思うのは、テーブルとラックを一体化させたありそうでなかったアイディアと、一筆書きで描ける程に洗練されたフォルムでそれをやってのけたこと。
ここに賢さが隠れていると思うのです。
更に一人で持ち運びや移動ができるくらい軽量なところもまた、プライウッド素材ならではの使い勝手の良さですね。
テイストは、イームズを始めとしたミッドセンチュリー系の家具との相性はもちろん、アーバンなモダンリビングや自然素材を活かしたナチュラルな空間にもオススメ。
シンプルなデザインが様々なシーンにマッチしてくれますので、コーディネートの幅が広がりそうです。
アーバンとローカルを併せ持ったまさにサンフランシスコの自由でおおらかな雰囲気が家具からも伝わってくるかのよう。
リビングで本を読んだり、お茶をしたり、時には仕事をしたりと、日常の様々なシチュエーションに寄り添ってくれます。
そんな面白さと賢さに加えて優しさをも感じられる懐の深さを、是非ご自宅で体感して頂きたいと思います。
見た目だけではないoffi家具の魅力が少しでも伝わっていたら嬉しいです。