emu
Terramare sofa

すっかり『秋』を感じる季節となりました。
事務所から見える1本の木を眺めながら、季節の移ろいを感じつつ煙草を吸う朝の時間がとても好きなんですが、欲を言えば、そこで寛げる椅子なんかあったら最高だな…なんて思っていたおり、とっても良いソファが入荷したのでご紹介いたします♪

テラスをリビングに変える

イタリアのアウトドアファニチャーブランド emu（エミュー）。その中でもひときわ個性的な存在として知られるのが、Chiaramonte-Marin（キアラモンテ&マリン）による「Terramare（テラマーレ）」シリーズです。今回紹介する 1Pソファは、まさにこのシリーズの世界観を象徴する一脚。屋外・屋内どちらの空間にも自然と馴染み、存在感を保ちながらも暮らしに溶け込むデザインが魅力です。

視覚的な軽やかさと彫刻的な美しさを併せ持つ、一枚のフェイクレザーを波打たせるように成形した独特のアームデザイン。直線と曲線のコントラストがはっきりしているため、置くだけでアートピースのような雰囲気をまとい、無機質な空間でも柔らかく締まった印象を与えてくれます。

アウトドア家具というと“無骨”なイメージを抱く方も多いかもしれませんが、Terramare の仕上がりはその真逆。洗練された都会的な空気感が漂い、室内インテリアとして導入しても違和感がありません。

サイズは約 W103 × D88 cm と、一人掛けとしてはしっかりとゆとりのあるバランス。身体を預ければ心地よく包み込んでくれるような安心感があります。クッションはふっくらとボリュームがあり、背・座ともに厚みのある構造。フェザー調の柔らかさが感じられ、屋外対応可能な品とは思えないほど快適な座り心地です。

これからの肌寒い季節にうれしい、この“ふかふかクッション”の包容力。屋外用として設計されていながら冷たさを感じにくく、座った瞬間にふわっと体を受け止めてくれるので、朝晩の冷え込みが強くなる今の時期にもぴったりです。テラスでコーヒーを飲んだり、バルコニーで秋の風を感じながら一息つく時間が、ぐっと豊かになります。

Terramare の真骨頂といえるのが耐久性の高さ。フレーム構造は堅牢で、濡れや紫外線にも強い素材が使われています。単なるガーデンチェアではなく、屋外リビングとしての使用を想定した本格的な構造のため、テラスやバルコニー、店舗のウッドデッキなど、幅広いシーンで活躍してくれます。屋外に置いても劣化しにくく、デザイン性が長く保たれる点は大きなアドバンテージです。

また、デザイナーの Chiaramonte-Marin はイタリア国内外で活躍するデザインデュオ。光や影が生む表情、素材のコントラスト、そして家具が持つ“佇まい”そのものに強い意識を持ったプロダクトを多数手掛けています。Terramare もその哲学が反映されており、360度どこから眺めても形の緊張感が心地よく、空間を引き締めてくれる存在感があります。

屋外でくつろげる上質なラウンジチェアを探している人はもちろん、室内のアクセントチェアとして空間に個性を与えたい人にも非常におすすめ。

軽やかさと安定感のバランスが絶妙で、モダン、インダストリアル、北欧ミックスなどさまざまなスタイルに馴染みます。特にグレーのクッションにブラックのフレームという組み合わせは、洗練度が高く、シックな空間とも調和します。

アウトドア家具の枠を超えた、美しさと機能性を兼ね備えた emu Terramare 1Pソファ。屋外で太陽と風を感じながら過ごす時間にも、室内でゆったりとひとりの時間を楽しむシーンにも、しっかり寄り添ってくれる一脚です。