Ebenezer Gomme G-PLAN
Fresco Wardrobe
シンプルなフォルムの中に納まっているシンメトリーな杢目。北欧家具やビンテージの家具によく見るデザインですが、初めて見た時は仕組みが分からずとても不思議でした。
後になってから、ブックマッチという手法によるものだと知りましたが、それ以降、杢目の美しさをより楽しめるようになりました。
今回はそんな遊び心のある技法”ブックマッチ”が大胆に施された” フレスコ Fresco ワードローブ”のご紹介です。
杢目の遊び
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”G-PLAN ジープラン”は1898年創業の”エベネゼルグーム Ebenezer Gomme社“が設立した家具ブランド。
創業者の孫であるドナルド・ゴムが、北欧のスタイリッシュな家具に影響を受け、デンマーク出身の巨匠イブ・コフォード・ラーセンらを迎え入れることによって1952年にスタートさせました。
こちらはジープランの中でも最も売れたシリーズとも云われている”フレスコ”。
”イブ・コフォード・ラーセン”によって発表された後、”ビクター・ブラムウェル・ウィルキンス”にデザインが引き継れ、現在でも人気の高いシリーズ。
ジープラン設立時からのメンバーである”ビクター・ブラムウェル・ウィルキンス”は、『フレスコ』の他にも『ブランドン』、『ブラジリア』等を手掛けており、 イブ・コフォード・ラーセンと並び称された実力派デザイナーです。
突板に使用されているチーク材はローズウッド、マホガニーと並び、世界三大銘木の一つに数えられる希少な木材。
耐久性に優れ、腐りにくい特性から北欧家具にも多く使用されています。
チーク材の魅力は経年変化により味わい深くなる色味ときめ細やかな杢目。濃淡のコントラストがしっかりと現れ、温かみのある雰囲気になります。
チーク材の色味と杢目をより綺麗に魅せる為、ブックマッチと呼ばれる技法を使用。
ブックマッチの名前の由来は一本の木材からとれた板を割って、本のぺージのように開き合わせる事からきています。
そうすることで、シンメトリーな杢目が生まれ、遊び心のあるデザインに。
杢目が扉全面に広がっている事で、波紋が広がっているように滑らかで、見入ってしまいそうな美しさです。
また、耳のようなデザインの把手(掘り込み取っ手)は”フレスコ”の特徴とも云えるようなデザインで、直線的なフォルムの中でよいアクセントになっています。
シンプルなデザインのワードローブですが、扉は少し機能的。右側の扉は普通の開き戸ですが、左の方は折れ戸になっており、開放的に使う事が出来ます。
扉を開けてみると仕切りや抽斗など、余計な機能のない、大きな空間が現れます。
服を掛けるという用途に振り切っている為、沢山の洋服をドカっと気持ちよく収納する事が出来ます。
シンメトリー(左右対称)のインテリアをお部屋に取り入れると、周りとの調和が生まれ安心感や安定感を感じられるそうです。
大きなサイズ感ですが、既存の雰囲気を崩さずにお部屋に取り入れることができます。
”フレスコ”のワードローブの中でも3枚扉タイプは当店でも初の取り扱い。素敵な杢目を是非とも堪能して頂きたいと思います。