G-PLAN
Tola&Black Dressing Desk
ウェグナーやヤコブセンらの活躍により、1950年代以降、世界中で一躍人気の的となった北欧家具。
それまでの家具の価値観を変えた新たなトレンドは、海を越えイギリスでも大きな影響を与えることに。
本日は英国ミッドセンチュリーを代表する“ジープラン G-PLAN”の名作シリーズからのご紹介です。
深みのあるトーラ材を堪能できるドレッサー
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フレスコやブラジリアなど、魅力的なシリーズを多く生み出したG-PLANですが、特に高い人気を誇るシリーズがこの『トーラ&ブラック Tola&Black』。
上品な木目のトーラ材に、ブラックペイントを施したフレームや脚部の組み合わせが非常に洗練された印象を受けます。
かく言う私もトーラ&ブラックのファン。この建築物のようなフォルムとクールな外観、たまりません。
今回入荷したのは3面鏡付きのドレッサータイプとなり、中古市場でもなかなかお目に掛かれない珍しい一品です。
ミラーを取り外して、デスクやサイドボードとして流通することが稀にあるようですが、こちらはオリジナル度の高いコンディションを維持しています。このミラーの存在感が大変格好良いのです。
正直トーラ材ってあまり耳馴染みがないですよね。
マホガニーに良く似た木肌のトーラはアフリカ原産の高級品として知られています。
G-PLAN以外の家具ブランドではほとんど使われていないのが何とも興味深いですが、独自の輸入ルートがあったのでしょうか。
トーラはマホガニー同様、くっきりと浮き出た縞模様が特徴です。オイルを入れることでこの濃淡がより浮かび上がってきて、高級品であることを実感させられます。
英国家具と言えばマホガニーを主材としていた時代も長く、あえてチーク材ではなくトーラを用いたのはイギリスらしいチョイスだったのかも。
トーラ&ブラックは金具の使い方もお洒落です。
各所に真鍮パーツをあしらい高級感がプラスされているものの、あくまでも控えめな印象でとっても品が良いですよね。
アクセサリーでもゴールドの使い過ぎはゴテゴテとして見えるように、家具にも控えめに取り入れる方が素敵に映るという好例ではないでしょうか。
印象的な外観から、別名ブラック&ブラスとも呼ばれ愛され続けている名シリーズより、ドレッサーデスクのご紹介でした。
なかなかのスペースを必要とするドレッサーは、取り入れる敷居の高さは否定できないものの、トーラ&ブラックにはそんなデメリットを補うほどの魅力があると思います。
良いドレッサーでのメイクは、日々の気分を少しだけ上げてくれるかもしれないですね。