Wilkhahn
ON
先日テオ・ヤンセンの展覧会に行きまして、フレーム構造の美しさに心を打たれてきたばかり。
物理学の天才が生みだしたホーリーナンバーと呼ばれる、数値で表されたリンク機構や数々の作品を見て、なにかが開いた気がしています。
そうして初めて実際に見れたメカ(ヤンセン的には人口生命体)に触れ、素材は違うのですが気付いた点がありました。
アルミダイキャストフレームはメカっぽい
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それがこのウィルクハーン製デスクチェア「ON」のフレームです。

後方左右に広がる分厚いアルミダイキャストフレームで支えられたシートユニット。
このフレームによってトリメンション(三次元シンクロメカニズム)と呼ばれるカッコ良い名前の機構を実現しています。
最近のデスクチェアはあらゆる機構を搭載しているものが多く、チルト機能など前後の動きに対応したものは多く販売されていますが、このトリメンションは他にはなかなか無いと思われる左右の動きにも対応しています。
このメカニズムにより重心が軸の中心にとどまるため、安心感のあるバランスを保つそうです。

このゴツさがあっても軽量なのはアルミフレームの良いところ、さらに高耐久性も併せ持っています。

カンチレバーのような形状で軸へと繋ぐココもすごい!
前方部分しか繋がっていませんが、これで体重をしっかりと支えられるんですね。

もちろんベースもアルミダイキャストです。

その他の機構部。
アームレストは高さ調節、アームパッドは左右への調節が可能です。
右側のレバーでシートの昇降、左のレバーでリクライニングのON/OFFと硬さの調節が可能です。

ウィルクハーンによる独自のメカニズムを搭載したデスクチェアのON
メカ物やモビルスーツなんかが好きな方には大変オススメの1脚となります。
現代ですからオフの時間はしっかりとOFF、仕事や勉強をするオンの時間になったらONに身を預けてみるのはいかがでしょう。
なにかが開くかもしれません。
