名建築探訪記からの出張買取 2022 Part1 岡山編
先月、香川県からimptionまでお見積りのご依頼があり、香川県の坂出市民ホールで使われていたというコトブキ製・柳宗理デザインのサイドチェアのお買取りに行かせて頂きました。
せっかくの香川県までの出張買取ですので、かの有名な【世界のタンゲ】といわれた建築家・丹下健三氏の建築を見てみたいと思い、前乗りさせてもらい拝見してきましたので、皆さんにも多少なりとも感じて頂ければと思い、現在執筆活動に勤しんでいます。
是非、最後までお付き合いくださいませ。
まずは、弊社が香川県まで出張買取で行くことになった坂出市民ホールについて。
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坂出市民ホールとは昭和49年11月1日に開館した,坂出市教育委員会文化振興課所管の中規模多目的ホールです。
坂出市民ホールは当時最先端の建築思想であった「メタボリズム建築」の中心人物である 建築家の大高正人氏による「坂出人工土地」建築工事の第3期工事として, 坂出人工土地の北側部分の人工地盤下側に建築されました。
坂出人工土地は他に類を見ない建築物であり,2003年にDOCOMOMO近代建築 100選に選出されています。
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羽田から【晴れの国 岡山】へ
まずは、岡山桃太郎空港から倉敷市に向かい、丹下建築の旧倉敷市庁舎(倉敷市立美術館)へ。
登録有形文化財にも認定されたモダニズム建築。
1960(昭和35)年に建てられた建物です。
こちらの建物は、もともと倉敷市庁舎で現在では美術館として再生されております。
1967(昭和42)年に、合併による倉敷市の人口増加で、この建物の約1km南に新市庁舎が移転することになったのが1980(昭和55)年のことです。
結果として丹下建築の倉敷市庁舎としての生命は、丹下の庁舎建築の中で最も短命となりました。
その後、日本画家・池田遙邨氏による倉敷市への作品寄贈がきっかけで、1983(昭和58)年に倉敷市庁舎は美術館として再生されました。
美術館にするにあたり、改築の設計が必要となり倉敷出身の建築家・浦辺鎮太郎氏が担当しました。
浦辺氏は倉敷国際ホテルや倉敷市民会館を設計した有名建築家です。
浦辺氏は、可能な限り丹下建築の特長を残しながら美術館としての機能をもたせることに努めました。
こうして丹下建築の倉敷市庁舎は「現代の校倉造り」と呼ばれた外観をほとんど損なうことなく、美術館として再生されたのです。
岡山に到着早々、エントランスホールから丹下健三建築の凄さを感じ取れました。
駆け足で、倉敷美観地区へ
倉敷の美観地区はテレビなどで観たことはあったのですが、こんなに素敵な場所だとは思いませんでした。
澄んだ空に、倉敷川沿いの柳並木や白壁の蔵屋敷、なまこ壁など趣ある景観が楽しめる美観地区。
町家を改装したカフェや「倉敷帆布」「倉敷デニム」などの倉敷ブランドを扱うお店が軒を連ねています。
他にも「大原美術館」や「倉敷アイビースクエア」などの楽しめる場所も多数あります。
アートにも触れられますし、当時の街並みや建物など、まるでタイムスリップしたかのような雰囲気が味わえます。
時間があれば、ゆったりと一日散策したいエリアでした。
岡山へ来たなら、~国産ジーンズ発祥の地~児島へ
これこれ!
テレビで観たことあるジーンズ穿いて片足上げてるこの看板と、ジーンズが干されているこの写真を撮りたかったんです!
この写真を撮っただけで8割方満足しちゃいました(笑)
けど、干されてるジーンズの片足が引っ掛かっているのが気に入りません。
ジャンプしたけどジーンズにかすりもしなかったので、そのまま写真をパシャリ。
遠路はるばる来たので、国産ジーンズの聖地で児島デニムを購入しなきゃと思い、児島ジーンズストリートを散策してきました。
平日の夕方という事もあり、半分以上のお店が閉まってましたが、最後の最後に入ったお店でお気に入りのアイテムを見つけました!!
購入したのは、ジーンズではなく白いコーディロイのオーバーオールでした。(笑)
まぁ、児島のショップで購入したのは間違いないし、児島ブランドだよね。と自分に言い聞かせながら、東京で児島購入のオーバーオールを着て、小金井にある江戸東京たてもの園に先日行ってきました。笑笑
小金井公園も季節により木々の色合いなどで季節を感じ取れるので、お気に入りの公園のひとつです。
先週行ってきた江戸東京たてもの園にある前川國男邸も合わせてご覧下さい。
imptionスタッフにも人気のある建物、前川國男邸。
日本モダニズム建築の旗手と言われた建築家 、まさに木造モダニズム建築の傑作ですね。
皆さんも是非行ってみて下さい。
今の季節は気候的に丁度よくて最高のお散歩コースだと思いますよ♪
話しが、丹下建築から前川國男邸にそれてしまいましたが、まだ他にも香川県で丹下建築やアートなどを感じてきましたので、続きはまた今度書かせてもらいます。
また、Part2でお会いしましょう。
ありがとうございました。
P.S
倉敷のK君とK君、岡山ではお世話になりました。
時間を作ってくれて本当にありがとう。