IDEE DINING TABLE & DINING CHAIR by Daisaku Cho

「生活の探求」をテーマに、美意識のある暮らしを提案し続ける“イデー IDEE”。 イデーは2007年から、日本のモダンデザイン（1950年代~1980年代）の、時代に埋もれてしまった家具を製品化する「JAPANESE MODERN MASTER」というプロジェクトを行っています。21世紀の今だからこそ再評価されるべき名作を発掘し、新たな価値を創り出すこのプロジェクト。本日はその中で復刻された“長大作 Daisaku Cho”氏のダイニングテーブルとチェアをご紹介致します。

21世紀に蘇る名作

>>この商品の詳細を確認する 建築や家具のデザインを手掛け、名作家具も多く生み出した長大作氏。 1947年に坂倉準三建築研究所に入所した同氏は、1950年に大阪・難波の高島屋の喫茶室のために小椅子をデザインします。その際の小椅子がこちらのチェアの元となっているのですが、その小椅子も元々は、20世紀を代表するフランスのデザイナー ジャン・プルーヴェが1934年に発表した“スタンダードチェア”を、板倉準三が木製で作り、更に竹かごを用いて発展させた物を、リデザインして出来たものになります。ということで、スタンダードチェアに、何度もリデザインを重ね、行きついたチェアをイデーが忠実に復刻させたものがこちらの“ダイニングチェア ナチュラル DINING CHAIR Natural”になります。 そんな長い道のりを歩んできたこちらは、柿の実を縦に割ったときの曲線の力強さからヒントを得て作られたのだとか。自然が生み出した美しさを基本とする長大作氏のデザインは、有機的な曲線と幾何学的なラインが計算され、見事に調和しています。 緩やかなカーブを描いた形成合板で作られた座面と背もたれは、当たりが滑らかで、身体を優しく包み込んでくれます。またフレームと繋ぐための丸いブラックの木ダボも、キャラクター性のある愛らしい表情が感じられ、ちょっとほっこりしてしまいますね。 こちらのテーブルも同じく1950年代に長大作氏がデザインしたダイニングテーブルの復刻品です。先程のダイニングチェアと合わせて使うのはもちろん、他の様々なチェアとも調和する味わい豊かなデザイン。特徴的な３本脚は、天板下の空間を広く見せるだけでなく、ガタつきにくい安定した構造でもあります。 深いブラウンに染色された天板は、タモ材の木目の美しさを活かしつつも、脚部のナチュラルな色味とのコントラストによって、モダンな印象も与えてくれます。洋室でも和室でもフィットする柔軟なデザインは、ジャパニーズモダンデザインの第一人者である長大作だからこそ成し得る業です。 １つの物をより良くしようと試行を重ねた先達のデザインは、どの時代でも廃れることのない真のスタンダードとなって今に蘇りました。洗練されたデザインの美しさはもちろんですが、長大作氏のものづくりに対する姿勢を肌で感じられそうなダイニングセットとなっています。是非この機会にいかがでしょうか。

イデー IDEE ダイニングテーブル DCブラウン DINING TABLE DC Brown ラウンド タモ材天板 3本脚 長大作 定価:151,800円 ♪

イデー IDEE ダイニングチェア ナチュラル DINING CHAIR Natural 長大作 食卓椅子 ジャパニーズモダン 定価:57,200円 A ♪

イデー IDEE ダイニングチェア ナチュラル DINING CHAIR Natural 長大作 食卓椅子 ジャパニーズモダン 定価:57,200円 B ♪