Made in Italy
Cocktail Cabinet
美しい自然、それは放置されてそのまま出来たものではなく、人の手が加わる事で生み出された物が多いです。
桜並木や庭園、盆栽など、手を加えて管理をする事で生み出された芸術や空間、景色が多くの感動を与えます。
インテリアに関しても木材や籐などの自然素材を使用し、室内に取り入れる事でその風合いを楽しみ、その空間に癒されたりするものです。
木材でも種類によって表情や質感が異なり、それらを幾つか組み合わせる事で生まれるユニークなプロダクトも存在します。
本日はそういった異なる木材を使用した芸術的なアイテムのご紹介です。
自然が生む個性と人が生む個性の融合
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本日紹介させて頂くのは、イタリア製のカクテルキャビネットです。
落ち着いたダークブラウンの本体、それを引き立てる様に少し明るめの色合いで施された絵画が目を惹くアイテム。
それらが衝突する事無く上手く纏まっており、高貴な雰囲気を纏っております。
本体の側面にはバール材をふんだんに使用。バールとは木材に生まれる瘤の様な物で、それが出来る原因が未だに解明されていない不思議な部位です。
特徴としてはこの杢目。
線を描く本来の杢目とは異なり目の様な柄が多く見られ、そのインパクトから楽器の表面に使われたりします。
それをストライプ状にして組み合わせる事で杢目の良さは残しながらもしつこくならず、赤みがかったダークブラウンカラーと間に塗られたゴールドカラーの組み合わせも非常に美しいです。
四角く直線的なフォルムで重厚感がありそうですが、丸みを帯びた脚部のお陰で緩和され、可愛らしいフォルムに仕上がっております。
そして何より一番目を惹くこの絵画。これは描かれたものでは無く、なんと象嵌です。
同じ木材の色を塗ってはめているのではなく、メイプルやマホガニー、ゼブラウッドといった多種の木材を、髪、目、胴や衣類、背景と非常に細かく使い分けられており、職人の芸術性と技術の高さが伺えます。
この作品を完成させるのにどれくらいの月日を費やしたのでしょう。異なる木材の風合いや良さを理解しているからこそ生み出された芸術です。
チーク材の扉一面をこの作品にするのではなく、少し余白を残して額縁の様に見せる事でより作品が強調されています。
この象嵌を下にスライドすると3杯の抽斗と3段の収納が現れます。
内部はチーク材を使用しているので明るめの印象に。棚板がガラスなので圧迫感も感じさせず、チーク材の明るさも邪魔しません。
スライド扉を閉じている状態で下段の扉を開けると、同じくガラス棚板の収納が3段あり、芸術性のみならず実用性も兼ね備えてます。
クラシカルイタリアンテイストの家具とは勿論、英国アンティークスタイルなどとも相性が良いです。
同じ象嵌家具でまとめるのが定番ではありますが、この家具を引き立てるのに装飾が少なめのアイテムを周りに置くのもオススメ。
ダークブラウンのアイテムでコーディネートすると象嵌の部分が更に引き立ちます。
異なる木材を多数組み合わせる事で生まれる芸術性を持ったキャビネット。
芸術的でありながら収納家具としての機能もしっかりと持ち合わせております。
自然が生んだ個性と人が生んだ個性が織りなす唯一無二のプロダクトです。
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