artek
401 Armchair Zebra
最近はファッションでは90~00年代(Y2K)のテイストを取り入れた物が主流となっているそうです。その年代はグランジやHIP HOPシーンなど、チェック柄を取り入れているファッションが多かったですが、最近はあまり見かけない気がします。リバイバルとはいえ、時代に合わせてかシンプルな物を着ている方が多い様です。
個人的には私服に柄を絶対取り入れたいタイプでして、シンプルってのも良いですが、個人的には物足りない。遊び心が無いと言いますか、他の方々と似た感じになりそうでムズムズしてしまいます。
しかし、家具に関してはシンプルなアイテムが多く、柄物を取り入れたプロダクトは少ないです。そんな中、柄を取り入れた名作椅子が存在します。
遊び心と上品さのバランス
本日は北欧を代表する家具ブランド、" アルテック / artek "の『 401 』アームチェアの紹介です。
artekはアルヴァ・アアルト、アイノ・アアルト、マイレ・グリクセン、ニルス=グスタフ・ハールの4人によって1935年に創業。
その設立メンバーの一人でもあり、60スツールなど数々の名作を生み出したデザイナー" アルヴァ・アアルト / Alvar Aalto "によって、1933年にこの401は誕生しました。
アームと脚部が一体となった、バーチ材の積層合板を使用したフレームを採用。カンチレバー構造により生み出されるしなりが身体を優しく受け止め、快適な座り心地を実現しています。
フレームにはartekが生み出したラメラ曲木という技法が使われており、木目を揃えた積層合板は滑らかな手触りと見た目の美しさ、そして非常に高い強度を備えてます。
そしてインパクトのあるゼブラ柄のファブリックは、杢目の主張が少ないバーチ材フレームと組み合わせることで互いが喧嘩する事無く、柄の美しさを引き立ててくれています。
波形スプリング・ポリウレタンフォーム・ポリエステルの構造からなる背座のクッションは適度な沈み込みで、しっかりと身体にフィット。頭部を覆うようなデザインも相まって快適に寛げるようになってます。
北欧テイストからモダンテイストといった幅広い空間に合うアームチェア。
柄のインパクトがあるので、お部屋に入れるとどうなるかと思われる方もいらっしゃいますが、存在感を放ちながらもお部屋に馴染んでくれます。
artekで古くから愛され続けているゼブラ柄。
家具に柄物。あってもチェックやストライプは見られますが、CassinaのLC4といったチェアにもあるように、アニマル柄のアイテムは非常にファッション性の高い物となっております。
お部屋にアクセントを与えてくれる名作椅子です。