Artek
Domus Chair
日が暮れるのも早くなり、過ごしやすい気温にほっとしながら外を歩けば、風にのって金木犀の香りがふわり。街行く人の装いも、お店のディスプレイも、どこかあたたかみを帯び、秋色に染まりはじめています。
秋と言えば「○○の秋」というワードがありますね~。皆さんは何かテーマが決まっていますか。
私にとってこの秋は、「読書の秋、食事の秋」。
本日ご紹介するダイニングチェアは、そんなテーマにぴったりの一脚。読書にも、食事にもフィットする、秋の時間をより豊かにしてくれるダイニングチェアです。
椅子と過ごす静かな時間

1935年フィンランド・ヘルシンキにて設立した北欧を代表するインテリアブランド “アルテック Artek”。
Art(アート)とTechnology(テクノロジー)、芸術性と技術力の融合を意味する造語を社名に冠した同社は、実用的かつ洗練された新たな価値を持つプロダクトを数多く展開。
創業90周年を迎える今年。今もなお、その人気は衰える事無く世界中のファンを魅了しているブランドです。


今回ご紹介させていただくのは、同社より「ドムス チェア Domus Chair」。
デザインを手掛けたのは、フィンランドデザイン界の巨匠「イルマリ・タピオヴァーラ Ilmari Tapiovaara(1914-1999)」。
アルヴァ・アアルトの理念に深く共感し、ヘルシンキでアートと家具デザインを学んだ後、ロンドンのArtek社、パリのル・コルビュジェ、シカゴのミース・ファン・デル・ローエ――モダンデザインの巨匠たちのもとでの研鑽の日々。
ミラノ・トリエンナーレなどで数々の賞を受賞し、名作を多く残したデザイナーです。


1946年、フィンランドの首都ヘルシンキにある学生寮「ドムス・アカデミア」のためにデザインされた「ドムスチェア」。
長時間勉強する学生たちが、できるだけ快適に過ごせるようにと徹底的に考え抜かれて設計されており、講堂やカフェ、会議室など、様々なシーンで使われることを想定し、快適な座り心地と高い機能性が両立されています。
身体のラインに沿って成形されたプライウッドの座面や、緩やかなカーブを描く背もたれは、しっかりと体を支え、長時間座っても疲れにくい設計。包み込まれるような安心感をもたらしてくれます。


また、今回入荷したモデルは、国内ショップ"スコープ SCOPE"が、ビンテージのドムスチェアをベースに特別注文した限定カラーのモデル。
戦後のフィンランドでは、資源が限られる中で高い耐久性と加工性を持つバーチ材が主流に使われていました。
その風合いを再現しながら、シックなウォールナットステイン塗装を施すことで、まるで年月を経たような深みのある表情を実現しています。
また、特徴的なハーフアームは、食事や作業の合間に肘をかけてリラックスしやすく、テーブルへの収まりも良いので、ダイニングやワークスペースにぴったりです。

フィンランド国内の多くの公共施設でも使用されており、国を代表する椅子として「フィンチェア」の愛称でも親しまれている「ドムス チェア」。
イルマリ・タピオヴァーラの代表作として、今なお世界中の人々に愛され続けているこの椅子は、きっとあなたの暮らしにも自然に溶け込み、この秋をより豊かに彩ってくれる一脚になるはずです。











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