artek
TABLE 81B
北欧でデザインされた木製家具。
私たちが思い浮かべる北欧家具が世間での当たり前だった時代に「 シンプル 」の衝撃を与えたデザイナーがいました。
本日はフィンランドが生んだ20世紀を代表する世界的なデザイナーである、アルヴァ・アアルトが手掛けた名プロダクト“ artek / アルテック ” の『 TABLE 81B 』を紹介させて頂きます。
シンプルの中にある温もり
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有機的なフォルムながら素材の温もりを感じさせるテーブル。
デザインを手掛けたアルヴァ・アアルトはプロダクトデザインだけでなく、建築から家具、ガラス食器などの日用品のデザイン、絵画と幅広く活動していたことで知られています。
そんな彼が3人のデザイナーと共に始めたのが、北欧を代表する家具・照明メーカー、アルテック。
Art(芸術)とTechnology(技術)を掛け合わせ命名されたアルテックは現代まで、その名の通り素晴らしいプロダクトを作り続けてきました。
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北欧の近代建築家としてもっとも影響力があった1人であるアアルトは、モダニズムに対する人間的なアプローチで多くのデザインを手掛けました。
その代表として知られる名家具がご存知スツール60。
今回入荷したテーブル81Bは名作スツール60の素晴らしいエッセンスを受け継ぐことになります。
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近代建築に自然素材を取り入れることで温もりのある作品を作り名声を得たアアルト。
母国を愛し素材を活かした温かなデザインは家具にも反映されています。
テーブル81Bの脚に使われているのはフィンランド産のバーチ無垢材。
シンプルなデザインながらアアルトらしさである「 シンプルの中にある温もり 」感じさせる箇所でもあります。
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アアルトらしさはこの脚の加工法にもあります。
通称「 L レッグ 」と呼ばれる柔らかな曲線を描く脚は、バーチ無垢材の上部に切り込みを入れ、薄い板を挟みし、加圧して曲げるという特殊な曲木技術で加工されています。
これはアアルトが試行錯誤を重ね生み出した、素材としての木材の可能性を大きく広げた革新的なものでした。
デザインだけでなく強度の面の実用性も叶える。まさにアアルトデザインと言えるポイントです。
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多くのスウェーデン人がフィンランド国内に住んでいた時代に生まれたアアルト。
フィンランドの異なる民族が共同で暮らすその時代だけの独特の雰囲気があったと言われています。
アアルト自身、そういった雰囲気の中で彼が受けた学校教育は彼自身の自我を形成するための大きな一因であったと語っています。
その環境があったからこそ、彼は今までにない新しいデザインを生み出せたのかもしれません。
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ナチュラルな色合いとシンプルさ、素材感を最大限活かした高いデザイン性は、美しき調和し、どんな空間にでも馴染んでくれます。
機能性と実用性、シンプルな美しさを兼ね備え、人々の生活をより良くし、美しく彩る。それがフィンランドデザイン。
そう言われるようになったのは彼がフィンランドデザインの本質と歴史を一番に理解し形にできる才能を持ち合わせていたからではないでしょうか。
アアルトが削ぎ落しても本質は損なうことは無い。
存分に魅力を味わうことのできる逸品です。
お探しだった方はこの機会をお見逃しなく。
自由が丘店にて展示しておりますので、お近くにお越しの際は是非お立ち寄り下さいませ。