artek
TABLE 80A
1935年に設立したフィンランドの家具ブランド ”アルテック artek”。
アートとテクノロジーを合わせた造語を社名に冠した同社は、芸術と技術を融合させ、実用的かつ洗練された新たな価値を持つプロダクトを数多く展開しています。
そんなアルテックの作るプロダクトといえば、隅々まで計算し尽くされたデザインやミニマルな佇まいがチャームポイントではないでしょうか。
本日はさっぱりとした都会的なデザインでありながら、素朴で優しさに溢れたアイテムのご紹介です。
遺すべき北欧の銘品
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今回ご紹介するのは、“テーブル 80A”。デザインを手掛けたのは、アルテックの設立者の1人でもあるフィンランド生まれのデザイナー、“アルヴァ・アアルト Alvar Aalto”。
もともと建築家であったアアルトは、建築と家具は補完し合うものと考え、自ら設計した建築に合わせた家具のデザインも手掛けるようになりました。
そんなアアルトが1933年にデザインしたテーブル 80Aは、アルテックの創業から現在に至るまで途切れることなく製造されているロングセラーアイテムの1つです。
横幅120cm・奥行60cmとコンパクトなサイズ感が特徴的な80Aテーブル。
人それぞれ好みのサイズ感というものはあると思いますが、日本によくある狭小な住宅には嬉しい、使いやすく可愛らしいサイズ感です。
ダイニングテーブルとして使うのであれば大人で4~6人ほど座ることができそう、奥行が他のダイニングテーブルと比べて狭めなので壁付けしてワーキングデスクとして、お店などのディスプレイテーブルとしても活躍してくれるかと思います。
フィンランドの雄大な自然を連想させる流れるような木目や優しく温かみのある色味は美しく、ナチュラルなラッカーで仕上げられているからこそ、その良さが引き立っています。
これだけ綺麗な色味だと汚してしまった時に軽くショックを受けてしまいそうですが、反対に言えば中古品だからこそ気にせずどんどん使っていってほしいと私個人的には考えます。
使用していく過程で付いた傷や塗装の剥がれ、お子様がふざけて付けてしまったマーカーや絵の具等のペイント跡だったり...。そういった負の部分として見られそうなものも逆に良さとして、段々と愛着のあるものやオリジナルのビンテージとして育てていくのも楽しいかもしれません。
そしてアアルトのプロダクトで一番特徴的と言ってもいいのが、アルテックの曲木技術が光るこの美しい「Lレッグ」。
家具を大量生産するための新たな技術として、アアルトが家具職人と共に曲木技法を用いて開発し90年前に特許を取得したLレッグは、機能性・合理性・実用性、更にデザイン性に至るまで全てがパーフェクトであり、アルテックの50種類を超えるプロダクトに採用されています。
アアルトによる、あらゆる場所・シーン・ライフスタイルにおいて、目的別に使うことが出来るたくさんの可能性を秘めた汎用性の高いシンプルなデザインだからこそ、長きに渡り愛される理由と言えるのではないでしょうか。
究極のシンプルさと造りの良さ、快適な使い勝手は世界中で高く評価され、製造から半世紀以上経った今でも愛されるアルテックの名作テーブル、使うことでその魅力が伝わっていくと思います。
ぴったりと日本のライフスタイルにハマってくれるであろう、アルテックが生み出した無駄の無い美しい80Aテーブル、是非お部屋に迎えてみてはいかがでしょうか?