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80A TABLE
アルヴァ・アアルトの家具はやさしい。
彼の代表作であるスツール60も丸い座面が可愛らしく、「L - レッグ」と呼ばれる滑らかにカーブした脚部にどこかほっこりとするようなやさしさを感じます。
「L - レッグ」が用いられたアアルトの家具は世界中で愛され続け、その柔らかで美しい曲線は、ある種のアイコニック的な存在と言えるかもしれません。
スウェーデンが生んだ、北欧デザインの巨匠・アルヴァ・アアルト。
数多くの名作家具をデザインした人物であり、家具メーカー・アルテック artek社を創設した人物の一人でもあります。
アアルトのやさしい家具。
アアルトの代名詞とも言える、「L - レッグ」。
アアルトの家具と言えばどうしてもスツール60に目がいきがちですが、「L - レッグ」の曲木加工はスツール60だけでなくテーブルにも採用されています。
本日、ご紹介するのはアルヴァ・アアルトがデザインした名作「テーブル 80A」。
シンプルで美しいデザインと、無駄の無い機能性により、世代を超えたロングセラーの逸品です。
長方形の天板に「L - レッグ」の脚部。ただこれだけなのに、なんでこんなにも素敵なのでしょう?
美しいって不思議です。
材はアアルトの多くの家具に用いられている、温かな木肌を持ったバーチ材。
「テーブル 80A」の天板は現行品だと、ホワイトラミネート、ブラックリノリウム、ナチュラルラッカーの3種類に分けれていて、値段もそれぞれ違います。
見ておわかりかもしれませんが、今回はよりバーチ材の自然な表情を楽しめるナチュラルラッカー仕様。
杢目が本当に綺麗ですね。木の温かみが伝わってくるかのようです。
サイズは横幅140cm、奥行60cmと使いやすいコンパクトなサイズ感。
料理を並べてお食事するなら2人ぐらいが精一杯ですが、ちょっとお茶するぐらいなら向かい合わせに座って4人でもお使い頂けます。
また、コンパクトで程よいサイズのテーブルはデスクとしてお使い頂けますし、雑貨や小物を飾るディスプレイ台として使うのも可愛いと思います。
洗練されたシンプルさ。
その中にある柔らかな印象と気取り過ぎないユルさが、アアルトの家具の魅力だと個人的には感じます。
材から伝わる温もりと柔らかな曲線のテーブルは、毎日の生活にすこしだけやさしい気持ちをプラスしてくれるかもしれません。