artek TEA TROLLEY 901 & Wall Shelf 112B
賢人とは、才智にあふれた人、道理に通じる人、賢明で堅実な人のこと。つまりは賢くて徳がある人という意味です。 そんな風に呼ばれる人にはきっと誰が見ても賢いと思える、そして誰もが納得できる理由があるはず。 「北欧の賢人」と例えられたアアルト。たくさんの名プロダクトや名建築を手掛けたすごい人として周知されていますが、今更ながら賢人たる理由を探ってみたくなりました。美しき賢人の家具たち
>>この商品の詳細を確認する
「Art(芸術)」と「Technology(技術)」が名前の由来のartek(アルテック)。でも実は2つの言葉だけでは言い表せないほどに、他にもたくさんの哲学が詰め込まれています。
そのひとつが自然との共存。景観としての美しさや力強さだけでなく、生活の一部であり精神的な支えでもあるフィンランドの自然に対する思いはとりわけ深く強いものがあります。
アアルトはそんな自然と暮らしの関係を理解し、空間に融合させることでより生活は豊かになるという独自の哲学に辿り着きます。
バーチ材を多用するのも、曲線を取り入れるのもすべては共生のため。そしてそれを実現するための研究を惜しむことはありませんでした。
氏が何年もかけて生み出した技法は2つ。スツール60に代表される「L-レッグ」と今回のティートロリ―とウォールシェルフに取り入れられている「ラメラ曲げ木」です。
無垢材にスリットを入れて一部だけを曲げる前者とバーチ材の積層合板を使いどの場所も曲げることを可能にした後者。
どちらも美しく強度に優れた実用性をも持ち合わせることに違いはありませんが、特にラメラ曲げ木が作り出す一筆書きのようなループは本当に芸術的だと思います。
一見無垢のようにも見えるしなやかなラインは実際には自然の造形ではないけれど、生活に温かみや安らぎを、そして空間に上質感を与えてくれます。
大きな車輪がチャームポイントの「TEA TROLLEY 901」。イギリスの紅茶文化に加え日本の木工技術に感銘を受けて作られたデザインだなんて嬉しい誕生秘話もあったりします。
実際にアアルトの手掛けた建築でも使われていたワゴン。実際に使うなら、飾り棚として動かさずに定位置でこの美しい姿を眺めていたくなります。
そして、シンプルに壁に付ける棚「壁付け棚 112B」。どこから見ても均整の取れたデザインですが、個人的には三角形がよく見える横顔がお気に入りです。
天板の向きは上下どちらでも使うことができるうえ、ネジ2本を壁に打つだけという気軽な収納家具。これはいくつでも欲しくなってしまいそうです。
さて、長くなってしまいましたが、アアルトが賢人である理由が少しだけ理解できたような気がします。
自然への造詣が深い、独自の哲学を形にするための努力を惜しまない、そしてそれを実現する、人々に共生による安らぎを与えてくれる。
きっと、アアルトの名作を身近に置いて使うことでより実感し納得いただけるはず。自然と共にある賢人の家具には美しさが宿っています。
TEA TROLLEY 901 ホワイトラミネート
壁付け棚 112B ナチュラルラッカー
Chair66 ナチュラルラッカー











美しい北欧の名品
曲線が魅せる美しい曲木
時代を表現したポストモダン
感性を刺激するデザイナーズ
想いを馳せたスペースエイジ
魅力が詰まったレトロポップ
日本の民芸アイテム
やすらぎを感じるクラフト家具
ヴィンテージ家具の商品一覧へ
日本のヴィンテージ
米国のヴィンテージ
北欧のヴィンテージ
西欧のヴィンテージ家具
西欧のアンティーク家具
各国のヴィンテージ家具








商品保管サービスについて
