【STAFF COLUMN】インプションスタッフが実はほしい、ほしかったアレコレ。~チェア編 Vol.12 モダニストを虜にする~

UPDATE: STAFF:トリス
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UPDATE: STAFF:トリス

THONET
No.209

様々なお客様からお買取りのご依頼を頂けるおかげで、多くのアイテムに触れる事ができ幸福を感じる日々。

その中でも、置いた場所の空気感が如実に変わった事を実感させてくれたのが、トーネットのNO.209。ベントウッド(曲木)を家具に用いた事を皮切りに、現在まで200年以上の歴史を紡いでいる老舗のメーカーですが、いつものトーネットよりもっと繊細な美しさがあるように感じました。

それもそのはず、このモデルはデンマークを代表するデザイナー、ポール・ヘニングセンがリ・デザインしたという説がささやかれているのです。(※諸説あります)

トーネットのチェコ工場から枝分かれしたトンからも、現在NO.30という同じデザインのモデルが製造されていますが、それよりもフレームは細く、カーブはよりリズムを生むシェイプになっています。

またモダニズムの巨匠、ル・コルビジェが愛用した事から「コルビジェチェア」という異名も持っています。

ガシガシ使えるような頑丈さは無いものの、それ以上に眺めて触れていたくなる椅子。空間を切り取る黒いフレームの美しさを肌で感じた1脚でした。

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