HIDA
SEOTO
流行や生活様式により常に変形を続ける家具。
激しい変化の中で変わらないという選択は難しく最早原型を留めていないデザインも度々見かけます。
本質を失くしたものもあれば、芯を残し力強い魅力を放つものも。
今回ご紹介させて頂くのは新しさを放ちながらも確固たる美しさを持つ一脚。
“HIDA 飛騨産業”より「SEOTO」のご紹介です。
美しさの理由
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木材からそのまま刳り出したかのような滑らかなフォルム。
触れた瞬間感じさせる温度とバランスが与える安定感。
着座の動作を優しく誘導させるかの様なセミアームの広がり。
これらが与える座り心地と、それに伴う美しいデザイン。
SEOTOは木を知り尽くした飛騨産業と名インダストリアルデザイナーのタッグだからこそ生まれた名チェアです。

理を宿した美しさと品。
誠実なデザイン。
SEOTOのデザインを手掛けたのは兵庫出身の工業デザイナー、川上元美氏。
多くの名デザインを幅広く手掛けており、私たちの日常でも度々見かけることが出来ます。

1920年に設立した家具産地・飛騨高山に拠点を構える老舗家具メーカー、飛騨産業。
1世紀近い歴史と熟練の技術は多くの名家具を輩出してきました。
飛騨産業の解釈で形作られるウィンザー様式の家具の完成度は素晴らしく、今も尚力強い魅力を放ち続けます。
時代は変われど変わらない技術とセンス、拘りは激流に流されることのない確固たる家具へと形を変え現代でも強い存在感を示します。

360度どの角度からでも感じ取ることのできる造形美。
この形状の美しさに引き込まれてしまいます。
一体となったパーツはまるで流れるかの様。
このデザインをより完璧なものへと近づける飛騨産業の技術。
座り心地は言うまでもなく、飛騨産業特有の確りとした座り心地と木材のみで構成されたチェアとは思えない、優しく包まれるような感覚を与えます。

背中を包む背板。
体重を確りと支えるシート。
それぞれが十分なまでに広くとられているものの軽快なまでに研ぎ澄まされたデザインが重たさを感じさせません。
無垢材の素材感を十分に持つアームは安定感を追求して生み出された形状。
全てのパーツに意味があり、一切の無駄を感じさせません。

どこか感じさせる真新しさと、それに伴う普遍的な安心感。
SEOTOは他のチェアデザインにない不思議な美しさを持ちます。
誠実なデザインと熟練の技術だからこそ生まれた永遠のようなデザインはこれからものこり続けるデザインのあるべき姿。
一度腰かけることでそのデザインの理由を知ることが出来ます。
