軽井沢彫
鏡付箪笥
気付けば桜も散り、雨も増え、蒸し暑さと共に夏の足音が聞こえてくる季節になりましたね。
本来なら暑い時期の目的地として人気の高い避暑地軽井沢。
中々、出かけることのできない状況が続いていますので、今日は家具から軽井沢を感じてもらおうと思います。
散らない桜。
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見事な彫刻で目を惹くこちらは軽井沢彫りの鏡付き箪笥。
その歴史は明治にさかのぼり、現在では長野県伝統工芸品の指定を受けていることでも有名です。
別荘などの特別な空間に置く需要も多く、一つ一つを職人がいくつもの工程を経て丹精に仕上げます。
今回ご紹介の箪笥は桜彫りと呼ばれる種類の彫刻が施されています。
松や竹、梅、牡丹、菖蒲、菊など様々な種類がある軽井沢彫りですが、やはり桜彫りが一番の人気です。
花びら・枝・幹を大胆に切り出した迫力のある柄構成。
下部に見える波模様も相まって壮大なスケールを感じることが出来る見事な作品です。
鏡の縁までぎっしりと敷き詰められた桜。
模様の周りに細かな点を打って、重厚に、立体的に表現する「星打ち」も軽井沢彫りの特徴です。
軽井沢彫りは下絵から始まり、ノミ打ち、さらい彫り、仕上げ彫り、ひっかき彫り、星打ちと6つもの工程を経て彫り込まれていきます。
いずれも彫刻師の熟練された技術だからこそ成せる技。
これだけの迫力と妖艶さを併せ持つためには大変な手間暇がかけられています。
いかがでしょう。軽井沢が誇る伝統工芸の雰囲気を少しでも感じて頂けていましたら幸いです。
こちらの商品で、ずっと散らない桜を眺めてみるのはいかがでしょうか。