J.Luber社製
Verner Panton Design”SP1 Spiral Lamp”
初めてこれを見た時、正直なところ「これは一体何だろう?」と思いました。しかし、メンテナンスを行い、設置を進める中で、そしてその背景や特徴を調べていくうちに、徐々にこのライトの魅力に引き込まれていきました。その魅力をぜひ皆様にお伝えさせていただきたいと思います。
光を纏うアート

このアイテムのデザイナーは、ヴェルナー・パントン。彼は20世紀を代表するデザイナーで、特にミッドセンチュリー期のスペースエイジデザインにおいて重要な役割を果たしました。革新的で未来的なデザインの数々を手掛け、特に1960年に発表した『パントンチェア』は、プラスチックを一体成型で作り上げた世界初の作品として、その名を広めました。

パントンはデザインにおいて、常に新しい材料と技術に挑戦し、未来的なビジョンを追い求めました。彼の作品は、ただ美しいだけでなく、人々がどのように生活し、使うかを深く考慮して作られています。「デザインは機能だけでなく、感情にも訴えかけるべきだ」と語っており、その言葉通り、彼の作品には視覚的なインパクトとともに、使う人に心地よさを感じさせる要素が込められています。


今回ご紹介する「スパイラルランプ」は貴重なオリジナルのJ.Luber社製 1970年代のアイテムです。
1960年代に発表され、パントンらしい未来的で有機的な形状が特徴的な照明器具。名前の通り、ランプのデザインはスパイラル(螺旋)を模しており、光を放つためのシェードは、螺旋状に巻きついた形をしています。
このシンプルでありながらも独創的なデザインは、空間に動きを与えると同時に、どこか浮遊感を感じさせる美しさを持っています。

特に評価されている点は、その光の演出です。シェードの螺旋構造が光をやわらかく拡散させ、周囲に温かみのある、均一な光を提供します。ランプの光は、単なる照明としての機能にとどまらず、空間の雰囲気を作り出すアートの一部となります。天井や壁に投影される影は、スパイラルの形を美しく映し出し、空間に動きと奥行きを加えます。
デザインがただの装飾的な要素ではなく、空間の質を高める重要な役割を果たすことを証明したアイテムです。

スパイラルランプは、1960年代という時代背景の中で、非常に先進的なデザインでした。しかし、今なおその魅力は色褪せることなく、現代のインテリアにも見事に調和します。ビンテージとしての価値を持ちながらも、パントンらしい未来的なデザインが今もなお新鮮で、時間を超越した魅力を放っています。

いかがでしょうか?このアイテムは、ただの照明器具にとどまらず、空間を演出するアートピースです。パントンらしい拘りが詰まっており、光の広がりや影の演出が空間に温かみと奥行きを与えます。シンプルなインテリアに取り入れることで、さらに洗練された印象を与え、ビンテージ感を活かしつつ現代的な要素を取り入れることができる、お勧めの一台です。











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