FINEL/ARABIA Vintage enamel pot teak handle

こんにちは。 日中は日差しが暖かく気持ちの良い陽気が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか♪ 料理をする時間が楽しくなるこの季節。ご自宅でお気に入りのお鍋が活躍する季節でもあると思います。 本日は、最近入荷していたお鍋の中から特に人気のアイテム、フィンランドのFINEL/ARABIA製ホーロー片手鍋を。 惜しくも既にSOLDとなってしまっておりますが、ご紹介させていただきます♪

『料理をする喜び』。

>>この商品の詳細を確認する "フィネル FINEL"社は、かつて存在した"アラビア ARABIA"のホーロー製品を手掛けるフィンランドのキッチンウエアブランド。 1960年代に数々のホーロー製品を生産し、その色鮮やかで華やかな佇まいから世界中でもコレクターの多い人気ブランドとなっております。 こちらの片手鍋は、風合い豊かなチークハンドルに、北欧ならではのシンプルで優しい佇まい。 北欧のキッチンウエア好きであれば誰もが一度は目にしたことがあると言っても過言でないこちらの片手鍋。憧れのキッチンウエアとしてご存じの方も多いのではないでしょうか。 欧米の料理では欠かせないホーロー鍋。 鉄のままの地肌では特有の匂い移り等により料理に変化を与えますが、ガラス質の釉薬を焼き付けたホーロー鍋は耐蝕性に優れており、匂い残りもしないことから、古くから愛されている定番の調理道具の一つとなっております。 こちらは鉄板にホーロー加工を施した昔ながらのスタイルに沿った片手鍋となっており、熱伝導が特段優れているわけではありません。 しかし、そうであるからこそできる料理があると私は考えています。 近年コロナ禍により自宅で過ごす機会が多くなり、それまで掘り下げられなかった料理のジャンルやその再現についてもスポットが当てられるようになりました。 中でも郷土料理を基にした煮込み料理は、気取らない中にもその風土ならではのおもてなしや作り手の想いを感じられ、手軽に作れる事からもSNSで取り扱われることの多い料理だと思います。 そしてそれは、元々は昔ながらのストーブを利用して作られてきた料理。 最高級とされる星付きレストランでも、暖炉やストーブを元にしたヒートトップと呼ばれる伝統的なスタイルの厨房でじっくりと作られた料理が大変人気です。 様々な厚み、大きさのお鍋を使い分ける欧米の調理スタイルはこのような環境から生まれたとも言われています。 こちらの片手鍋は1960年代～1970年代に製造されたものなので比較的現代的なものにはなりますが、食材に火を入れながらキャラメリゼする・肉汁が持つ旨味を鍋の際でしっかりと凝縮する・野菜のジュースとしっかりと絡める・キチンストックやトマトピューレを加えて煮立たせる等、伝統的なスタイルの調理工程を自然と可能としてしまうスペックを持つ、純粋な料理道具としてなかなか通な逸品となっております。 鍋内面のホワイトカラーはソースの状態を把握するのに適しており、絶妙な厚みを持った鍋は、肉や野菜の旨味もしっかりと焼き付ける野性的な使用感を感じさせます。 ダッチオーブン等の鋳物とは異なり、火の入る速さと機動性のあるパワー感を持ちながらも適度な保温性を兼ね備える絶妙なバランス感は、ご家庭での料理は勿論、アウトドアでの屋外料理やストーブを利用した料理でもその能力を発揮すると思います。 軽くすぼんだ縁は、香りを立てすぎずに適切な湿度を保つ形状。 じっくりと煮込む料理でも加水の必要性を抑え、香味野菜の水分を失わず素材本来のナチュラルな香りや甘みを持たせた仕上がりが期待できますし、ミルクパンやチーズフォンデュ、カレー等の日常的な料理にも大活躍する利便性の高い逸品となっております。 ハンドルに使われているチーク材は、ミッドセンチュリー期から名だたる巨匠デザイナー達に愛されてきた銘木。美しい佇まいですね。 こちらの鍋は家具で使われるような厚みのチーク材が使用されており、こういった良質なチーク材が使われている点でも北欧キッチンウエアならではの魅力を感じることができます。 直径は16cmと小ぶりながら高さはしっかりとあるので、見た目以上の容量となっております。 持ってみると、心地よい重さと充実感。 蓋のハンドルは繊細で滑らかな立体感があり、鍋全体のフォルムのスタイリッシュさをひき立たせています。 セッポ・マッラトSeppo Mallat氏による非常にバランスの取れた完成度の高いデザインは、毎日見ていて幸せになってしまう逸品。 マット・ブラックカラーは珍しく、モダン家具のような佇まいがとても魅力的です。 食卓にそのまま出すだけでおもてなしのひと時を演出し、使う度に贅沢な気持ちになれる一生もののお鍋となっております。 『FINEL/ARABIA製ホーロー片手鍋』如何でしたでしょうか。 こちらのお鍋の魅力や可能性を、少しでも感じて頂ければ幸いです。 皆様も是非、お気に入りの料理道具で特別なひと時をお過ごしくださいね♪