畳んで開いて
着物、洋服、屏風に扇子。パタパタと畳んでなるべく小さく持ち運び易く。
決して広くはない日本の住空間の中では、「小さくなる」という事は非常に大きなアドバンテージを持っているように思います。
椅子だって例外ではありません。畳めた方が良いに決まっています!
さてさて、という事で今回はimption用賀店に集まった畳める椅子、「フォールディングチェア」達を一挙に紹介して行こうと思います。
Pick up items
「畳める」というギミックひとつだけで何だかとっても魅力的に見えてしまうのは私だけしょうか。
急な来客時なんかにはとっても便利ですし、別に用が無くったってパタパタしてしまいたくなるフォールディングチェア。
しかも何やら、とびきり雰囲気の良いビンテージばかり集まって来てくれました。きっと皆様にも気に入ってもらえるものがあるかと思います!
CLARIN Vintage Folding Chair
フォールディングチェアとしては大定番ではないでしょうか。
アメリカで初めてスチール製フォールディングチェアを製造したと言う"CLARIN"からの1点。
こちらはフレームはスチール製、座面は木製。使い込まれた、非常に良い雰囲気に仕上がっております。
ビンテージ、インダストリアルテイストの他、ナチュラルな空間のアクセントとしていかがでしょうか?
Shwayder Bros (現Samsonite) Vintage Folding Chair
お次もアメリカのビンテージ、スーツケースでお馴染み"サムソナイト"の前身である"Shway Bros"のフォールディングチェアです。
耐久性の高いトランクを製造していた高い技術力を活かし製造されたこちら。ビンテージ品ではありますが、流石、どっしり腰かけてもびくともしない頼もしさです。
ピンクとオレンジの中間くらいでしょうか。ミッドセンチュリー期を思わせる絶妙なカラーリングにも注目です。
ITOKI Vintage Folding Chair
お次は日本から、オフィス家具でお馴染みの"イトーキ"による1点です。
これ、体育館で座ったやつじゃ…。いやいや、流石ビンテージ品。噛めば噛む程味がします。
ザ・折畳み椅子というシンプルなフォルムのものですが、フレームと座面の色味が合わせられ、更にそこに経年による味も加わる事で、インテリアとして十分通用する仕上がりに。
日本人に合わせたやや小振りのサイズ感も面白いポイントです。
Akimoku Vintage Folding Chair
こちらは歴史ある日本の木工ブランド"秋田木工"からの1点。
日本で最初に曲木による家具製造を実用化した同社の技術力が遺憾無く発揮されたラインが特徴的。この背板の無い潔いデザインを見て下さい!めちゃめちゃかっこ良いです。
推定40年代製造の非常に古い品物。残念ながら耐久性に難アリですので、お買い得価格にて販売中です。是非ご検討くださいませ。