Scandinavian goods
Why choose animals?
人間の肖像画は飾りたくないけれど、動物の置物は飾りたい。
普通にそう思う。この気持ちはどこから来るものなのでしょう?
海と空と大地のエデン


肖像画が並んでいる部屋といえば、王城や貴族の館のイメージ。一般家庭ではあまり見ません。またそれも「好きだから、愛らしいから」というよりも、家柄の象徴という意味の方が強いかと思います。
動物は世界中の人々にとって普遍的な存在で、リアルな描写や抽象的なデザインがし易いですが、人間の場合、特定の人物の文化的な背景や偉業等は、人によって好みが分かれ、モチーフとしては広い層に受け入れづらいのかもしれません。


その国の伝統であれ、作家の作品であれ、動物をモチーフにした美術品や工芸品は世界各国に存在し、同じ動物であっても、国や人、技法、素材によって、その表現は宗教的なものから個人の作風まで様々です。
最も身近な動物のひとつである猫も、古代エジプトでは穀物をネズミから守る実用的な役割等から、豊穣や家庭の守護神として崇められ神聖な動物とされてきました。


日本の猫は商売繁盛のシンボルとして有名ですが、最近ではこちら経堂店の隣駅・小田急線・豪徳寺駅にある「大谿山 豪徳寺」に、多くの外国人旅行客が訪れているのだとか。
他にも長生きのシンボル「鶴」、幸せを招く「ふくろう」、勝負に強い「トンボ」。また海外では平和のシンボル「鳩」、春の訪れを告げる「ハリネズミ」。動物の特徴を運気等の見えない力と結び付け崇める信仰は、世界中にあるようです。
そんなに信仰心が強くない人やインテリアに強い拘りのある人でも、家の玄関や自営業の店の片隅に小さな招き猫が置いてあったりします。縁起物は単なる装飾以上の価値として人の暮らしに根付いているようです。

リビングに飾るアニマルモチーフは、空間に遊び心やさりげないアクセントを加え、お部屋の印象を和らげてくれます。簡単に移動でき、模様替えし易い気軽さも魅力。
いまや招き猫を見ると世界の誰もが「日本の置物」と分かるように、「北欧の置物」にも纏う雰囲気があり、それは作家性を問わず共通しています。
和室が減り、洋間が増えた現代の日本家屋においては、和物よりも北欧雑貨に注目が集まります。縁起物でなくても、ただ「可愛い」「欲しい」というだけで十分な理由となる" 癒し効果 "のようなもの。

それが何かイメージでき現実に存在する身近な生き物。それが現実とは異なる素材と技法でアレンジされているという" 半分半分 "の状態が、見る人に心地良さを感じさせているのかもしれません。
時に信仰の対象として。時に芸術作品として。また高尚な理由は何もなくても。
その動物たちは、人の住まう空間と共にあり、人に何かを与えてきました。











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