特集:オブジェ?いいえ、器です。

UPDATE: STAFF:オカダ
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使える芸術作品

たまに「開運!なんでも鑑定団」なんかを見ていると古い器ばかりに価値があるかのように思えてきてしまう事がありますがそんな事は全くなく、現代にも素晴らしい作家さんは日本にたくさん存在しています。昔ながらの手法を用いつつもその中に上手く現代のエッセンスを散りばめ、今だからこその魅力を持った作品が次々に生まれています。 毎日食事の度に汚れる、汚れたら洗ってまた次の食事に使う。毎日生きていくのに欠かせない食事ですが、その度にこんなアートのような器を使うことができたなら、こんなに贅沢な事はないですよね。

Pick up items

金憲鎬 キムホノ

温かい土の質感と他では見られない斬新な絵付けで人気の現代作家キムホノのマグカップです。 楽焼ならではのざっくりとしたフォルムとまるで古代壁画の象形文字のような自由な絵付けは一度見たら忘れられません。 取っ手の形も非常に特徴的で一般的なマグカップの様に指を通すのではなくガシッと握り込んで持ちます。 今回は2点同じタイプが入荷しましたがどちらにもそれぞれ魅力があり、どちらか一つ選ぶのはなかなか辛そうです……。是非2脚セットでいかがでしょうか?

マグカップ A

マグカップ B

藤本 健

お次は沖縄の木を使い、自然の形を活かした器を製作している藤本健さんの作品です。 材にはあのガジュマルが使われているのだとか。観葉植物としてのガジュマルにしか馴染みが無かったので材として使われている事がとても新鮮に感じられます。杢目も初めて見ましたが迫力のある荒々しい杢目なんですね。年輪もぎゅっと詰まっており、他には見られない魅力的な表情です。 藤本健さんは水分を含んだ生木の状態から器を制作し、水分が抜ける際に生まれる「歪み」を作品に取り入れているのだそう。 人間の手によってでは無く、木そのものから生まれた自然な形にとても引き込まれます。

ガジュマル 大鉢

尾形アツシ

最後は奈良の山あいで土の持ち味を存分に生かした器を製作する尾形アツシさんの作品です。 今回入荷したのは『マグカップ』『茶碗』『角皿』の三種類。順に紹介させて頂きます。

刷毛目マグカップ A&B

敢えて刷毛目を残した迫力のあるマグカップ。 尾形アツシさんは鉄分の多く含まれた土を使用しており、その鉄分が焼成の過程で独特の表情を生み出しているのだそう。 ヒビの入った荒々しい見た目とツルツルした触り心地のギャップが素敵です。

薪茶椀

化粧土淡い生成色と底に溜まった緑の釉薬の緑が幻想的な一点。 全体に細かく入った貫入とすべすべの触り心地が魅力的です。

角皿

こちらは惜しくもSOLDとなってしまいましたが合わせて紹介させて頂きます。 まるで岩を切り抜いたかのようなワイルドな角皿。何を乗せようか…想像力を掻き立てられる一点です。

いかがでしたか?今回紹介しきれない現代作家の素晴らしい作品も店頭にはたくさんございますので是非ご覧にいらしてくださいね。 それでは最後までありがとうございました!
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