DANIEL
A-302 Desk
沢山の家具が並ぶ店内で、思わず足を止めてしまう家具ってありますよね。
この横浜ダニエルの片袖机も、そのひとつでした。
派手な装飾で目を惹くわけではないのに、なぜか視線が吸い寄せられる。
近づくほどに、その美しさと丁寧な造りに惹かれていく一台です。
宝物をしまいたくなる机

横浜ダニエルは、1863年に横浜・元町で誕生した家具作りの流れを受け継ぐ、老舗家具メーカーです。
「時代を越える普遍的なデザイン」と「100年先まで安心して使える品質」を理念に掲げ、北海道の樺桜を用いた上質な家具を製作しています。
流行に左右されることなく、世代を超えて使い続けられる家具づくりは、今も多くの人に愛されています。

まず印象的だったのは、艶やかに身が良き上げられた木肌の美しさです。
落ち着いた色味でありながら確かな存在感があり
、空間に品格を与えてくれます。
さらに経年変化を重ねた真鍮の把手が良いアクセントになっていて、新品には無い深みのある表情を楽しませてくれます。

また、この机はどの角度から見ても本当に整っています。
ほどよく施された装飾や脚部のデザインは華やかすぎず、それでいてしっかりと高級感を演出しています。
置くだけで空間の主役になれるのに、決して派手過ぎない。
その絶妙なバランスに、長く愛され続けてきた理由が詰まっているように感じました。

デスクとして使うのはもちろんですが、この家具の魅力はそれだけではありません。
お気に入りのランプを置いたり、小さな花を飾ったり、旅先で見つけた雑貨や思い出の品を並べたり。
広々とした天板は、自分の「好き」を集める舞台のような存在です。
そこに何を飾ろうか考えているだけでも、なんだか楽しくなっていきます。

個人的には、少し特別な文房具をひとつずつ大切に仕舞いたくなる机だなと感じました。
お気に入りの万年筆やレターセット、思い出の写真や手紙。
開き扉の奥には大切なものをしまい、抽斗には宝物のような小物を収める。
何をどこにしまおうか想像しているだけで、暮らしの楽しみが一つ増えるような気がしました。

スマートフォンひとつで多くのことができる時代ですが、この机の前に座ると不思議と文字を書きたくなります。
大切な人へ手紙を書いたり、お気に入りのノートに考え事を綴ったり。
抽斗からお気に入りの万年筆を取り出して、ゆっくりと紙に向き合う時間。
効率だけでは測れない豊かさを思い出させてくれる、そんな机でした。































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