桜製作所 ROUND TABLE & CN110 CONOID LOUNGE
素材の美しさを限界まで生かす独特のデザインで世界的に知られるジョージ・ナカシマ。 ストックの木材を顧客に見せ、材の杢目や流れから製作する形を決めるという、素材に逆らわないモノづくり故に、固定化しない作品が多くあったそうです。 自ら木の選定を行う為に世界各地へ赴く等、その情熱は並外れたものでした。 そのデザイン哲学と感性により限界まで研ぎ澄まされた美しさは、現在でも娘のミラ・ナカシマ率いるアメリカの工房『ジョージ ナカシマ ウッドワーカー』での家具製作の中で息づいています。木に新たな生命を吹き込むジョージ・ナカシマのデザイン
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桜製作所とジョージ・ナカシマを結んだのは世界的彫刻家として知られる『流政之(ながれ まさゆき)』。
同氏が中心となり、流行の影響を受けずに職人の技を活かしたモノづくりを試みた運動『讃岐民具連』に参加していた桜製作所と、流行に乗じた大量生産の家具に対して疑問を持っていたナカシマとを引き合わせました。
民具連のメンバーとなったジョージ・ナカシマはその後、木に接する姿勢、木工の理念を桜製作所へ伝授。
ナカシマにはもともと、日本の高い木工技術へ関心があった事。そして、ナカシマの求める要求に応えられる技術を当時の職人たちが有していた事もあり、桜製作所は日本で唯一 ジョージナカシマデザインのライセンスを持つこととなりました。
今回入荷したチェアは、アメリカ ペンシルヴェニア州ニューホープにあるジョージ ナカシマの工房『コノイドスタジオ』にちなんで名付けられた、コノイドシリーズの1脚。
2本の脚で座面を支えた斬新なデザインながら、強度的な不安は微塵も感じさせません。
厚さ約4.5cmもの無垢材から削り出された座面は、座繰りと縁の丁寧な加工によりお尻のあたりが柔らかく板座とは思えぬ気持ちの良い座り心地。
丁寧な作り込みによって生まれる説明不要の美しさ。一切の妥協をしない事で生まれる正確なカタチがそれとして現れています。
そしてもう一点、直径143cmという大迫力の『ラウンドテーブル ROUND TABLE』。
1990年に氏が他界した前年の1989年に開催された回顧展、「FULL CIRCLE」の中でも展示されたデザインの一台です。
空に浮かぶ月のように一部が欠けたデザインは、木を尊ぶジョージナカシマらしさそのもの。杢目の濃淡や木の耳がそれを物語り残された本来の姿はそのままデザインの一部として組み込まれてます。
自然の中にあった頃のままの生命力、流れに逆らわぬ製材や職人の丁寧な手仕事が感じられ、天板とは対照的に直線を基調とした脚部がさらにその魅力を引き立てています。
自然に逆らわず、半円に切り出された2枚の板が作る円。
それを留める『千切り』がデザインの一部となった美しき一台です。
「木」はおそらく、人と自然とを結ぶ最も身近な存在であろう』
木を尊び、それに手を加えることをある意味『ヨガ(神と私たちとの繋がり)』であると語るナカシマは自らをデザイナーではなく、『wood worker(木匠)』と称していました。
木を探し、木と対話し、第二の命を吹き込む。
普通のデザイナーがやるような生気の無い材料に表面的な形を与えるのではなく、自然の形や色をインスピレーションの源として使うジョージナカシマのこの才能は、インドのアシュラムから学んだものです。
流れに逆らわず『そのままの自然』な木端等を残すことで新たな『発見』を生む。高尚な啓発によって辿り着いた境地でありました。
最高の『木』を見つけるために世界を渡り歩いた『木匠』 ジョージ・ナカシマ デザインの家具は今日でも多くのファンを魅了しています。
桜製作所 ROUND TABLE ウォールナット無垢材
桜製作所 sakurashop CN110 CONOID LOUNGE ウォールナット無垢材(Sold out)











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