SAKURA MFG
CONOID CHAIR - CN101
本日は日系アメリカ人の偉大な木工家具デザイナー " ジョージ・カツトシ・ナカシマ / George Katsutoshi Nakashima " デザインによる桜製作所製 名作 『 コノイドチェア / CONOID CHAIR - CN101 』 のご紹介です♪
伝説の木匠が手掛けた後世にも語り継がれる名作チェア
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伝説の木匠が手掛けた後世にも語り継がれる名作チェア
1948年、香川県高松市を拠点に初代社長となる高松顕氏と建築設計技師の永見眞一氏の二人によってモダンなオリジナル家具を製造するサクラ製作所を創業しました。
当時高度成長期の最中、香川県知事に就任していた金子正則氏は、昭和を代表する洋画家 " 猪熊弦一郎 / Genichiro Inokuma " 氏や日本建築士の草分けとして知られる " 丹下健三 / Kenzo Tange " 氏の後輩に当たり、デザイン知事と呼ばれる程、デザイン文化を重んじていた豊かな感覚を持っていた人物。
この金子氏がキーマンとなって高松高等検察庁、四国地方人事院の家具製作、四国海運局等公官庁の家具・内装、香川県庁舎家具工事等、行政機関の仕事に携わるようになります。
そして、彫刻家と知られる流政之氏との出会いによって「 讃岐民具連 」に参加し、繋がりのあったジョージ・ナカシマが高松に初めて来高した際、同社の卓越した技術に惚れ込み、1964年以来長年のパートナーシップを結ぶ運びとなりました。
曽て民衆が日常生活用具として使い続けた様々な民具を、より洗練された新しい造形として再生しようという運動の基に、1963年に設立された民具連。
民具が永い時間洗礼を受け洗練された造形として、常に現代へと受け継がれてきたその姿を残しつつ、絶え間なく変化し続ける時代の感覚を、常に新しいスタイルの中に追い求めていく事を根差し、普遍的精神を新しい創造として試みる造形の挑戦と云えます。
この思想に共鳴し自らも一員に加わったジョージ・ナカシマ。自然に対して畏敬と敬愛の念を抱き、技巧を駆使しながら木の持つ美しさを活かす容を追求した氏の指導の下、木に接する姿勢や木工のスピリットを多く学んだ桜製作所。
正式なライセンスを経てジョージ・ナカシマの家具作りを継承しているのは、愛娘である " ミラ・ナカシマ / Mira Nakashima
" 率いる米国ペンシルバニア州ニューホープ所在する " ジョージ・ナカシマ ウッドワーカー工房 / George Nakashima Woodworker, Workshop " 。もう一つは香川県高松市番町二丁目に拠を構える " 桜製作所 / SAKURA MFG " の2ヶ所のみ。
伝統技術と共に受け継がれた「 人 」と「 木 」と「 美 」を三大テーマとするクラフトマンシップは、今尚永遠に変わらない手仕事によるもの造りの素晴らしさを世界に発信し続ける企業として時代を牽引しています。
こちらはインテリアファンなら誰もが一度は目にする名作 『 コノイドチェア / CONOID CHAIR - CN101 』。
氏が特に好んでいた銘木=ウォルナットをふんだんに使用した重厚な作り。
直線を基調としたハープのようなシルエットは恰も彫刻作品のようにインパクトのある造形で実に堂々たる風格を備えています。
そのユニークな見た目だけでなく、緻密に計算された力学と形態が調和した実用的片持ち梁( カンチレバー式 )で、人の形に沿った坐繰りによって違和感の無い快適な座り心地を提供します。誰もが着座した途端にその良さを実感出来ると思います。
主材はウォルナットですが、スポークのみアッシュ無垢材が使用され、各々の美しい杢目や色の違いが表情をより豊かにしています。
佇む姿も何処か愛嬌があり、窓辺から眺める四季折々の風景もまた違って見えたり、目を閉じればまるで森の呼吸が聞こえてくる...そんな力を秘めた和みのチェアは如何でしょうか?
=ジョージ・ナカシマ 略歴 =
1952年に米国建築家協会のクラフツマンシップ・ゴールドメダルを受賞した世界的木工家具作家。彼の作品はスミソニアン・アメリカ美術館、ボストン美術館、ビクトリア&アルバート美術館等数多く収蔵されており、1986年にはメトロポリタン美術館のジャパンギャラリーの一室の家具を製作。日本でも東京国立近代美術館、東京都現代美術館等にも作品が展示されている木工家としてパイオニア的な存在の一人。
中古市場ではなかなか流通しない拘りの詰まったジョージ・ナカシマ×桜製作所の椅子... その証として座面裏には 「 Nakashima 」 焼印が確認出来ます。
コンディションも良好ですので、お探しだった方は是非この機会をお見逃しなく!