松本民芸家具 欅無垢材 アームチェア

名も無き職人の手から生み出された生活道具「民藝（民衆的工芸）」。 人々の生活を反映する民藝品には、美術品に負けない美しさがあり、美は生活の中にこそあると気づかせてくれます。 本日は、戦争により廃れてしまった民藝を情熱と技術で再築し、数々の名家具を生み出してきた日本屈指の家具メーカー『松本民芸家具』のラウンジチェアを紹介させていただきます。

生活が育てる美しい民藝

>>この商品の詳細を確認する 松本民芸家具が作られる長野県松本は、大正時代の末、日本屈指の和家具の産地として栄えていました。 ところが戦争と終戦直後の混乱により和家具の生産は不可能な状態に。 そんな中、創始者である池田三四郎はこれからの日本の暮らしに必要とされるであろう洋家具を作ることによって復興を果たそうとしました。 これが松本民芸家具の始まりといわれています。 >>この商品の詳細を確認する 池田氏は職をなくしていた無名の名工を集め家具作りをスタートさせました。 洋家具の知識すらない頑固な和家具職人と共に様々な洋家具を研究し忠実に習作。失敗を繰り返しながら着実に完成度を高めていきました。 そうして誕生した松本民芸家具は50年前と変わらぬ情熱で、今日まで作り続けられています。 >>この商品の詳細を確認する 今回入荷したラウンジチェアは、松本民芸家具の代表格ともいえる圧倒的な杢目が印象的。 百木の長と詠われるミズメザクラを主材としている松本民芸家具ですが、こちらのチェアには、更に入手困難な欅の無垢材が贅沢に使用されています。 直線のラインを多用した重厚なデザインながらも、イギリス家具を彷彿させる脚や手すりの繊細なディティールが盛り込まれており、今にも職人の息遣いが聞こえてきそうなほどの名作に仕上げられています。 >>この商品の詳細を確認する 仕上げには松本民芸家具が得意としている技法の一つ、「拭漆」が施されています。 丁寧に整えられた木地の上に直接漆を拭くように塗り重ねることによって欅の持つ杢目の美しさが極限まで引き出されています。 松本民芸家具すべてに刻まれている銘は座面の裏に。職人の「長く使ってほしい」という想いと、「仕事に責任を持つ」という誓いの証でもあります。 >>この商品の詳細を確認する 池田氏は、人に「人柄」があるように、物にも「物柄」がある。と遺しています。 何十年と使い込まれ、よりその輝きが増したときこそ、やっとその家具が完成するとの考えが、生活の中の美を意識させます。 こちらのラウンジチェアにも、経年により素晴らしい風合いが生まれており、その佇まいはさすがの一言です。 >>この商品の詳細を確認する 本当に良い物は残り続けると言われますが、素晴らしい技術と物が現代にまで残っているのは先人の努力の結晶なのかもしれません。 お探しだった方は勿論、永く使える家具をお探しだった方はこの機会をお見逃しなく！ 自由が丘店にて展示しておりますので、お近くにお越しの際は是非お立ち寄り下さいませ♪