古いガラスの6連キャニスター駄菓子瓶
大量生産に重きを置いた現代のデザインはどこか寂しく簡略化された完璧な物ばかり。
日常生活で困ることはありませんが、それによって私たちはふとしたモノの可愛さに気付く余裕を失ってしまったように思います。
役目を終えて使われなくなったモノたちは時に私たちに語りかけます。
個々の違いが当たり前だった時代と、歪みの素晴らしさ。
本日は昔懐かしい駄菓子瓶を紹介させていただきます。
不均一が生む美しさ
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駄菓子屋さんや商店の片隅で使われていた駄菓子瓶。
きっとこれまで多くの子供たちが、この中に詰まったお菓子を眺めていたことでしょう。
あくまでお店の什器で主役にはなれなかった駄菓子瓶。
ですが、この瓶に入っていたからこそお菓子は子供たちの目に輝いて見えたに違いありません。
少し上を向いた瓶口が6つ並んだ様子にあの頃の懐かしさを感じます。
どれにしようかな、、と開けては閉めを繰り返す。
子供たちの日常には欠かせない存在だったのかもしれません。
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瓶をよく見てみると小さな気泡が。
生産時にガラス内に閉じ込められてしまう気泡ですが、今日のガラス製品に見ることは滅多にありません。
光を当てるときらきらと浮かび上がる様子はまるで雲母のようで不思議な感覚を与えてくれます。
ガラスの厚さの不均一感が放つ6つそれぞれの個性も魅力。
映し出される影は波のようにうねり、少しづつ表情を変えていきます。
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蓋を取ってみるとその薄さと軽さに驚きます。
すこしひんやりとしたアルミの素材感と取っ手のシンプルながらも可愛らしい装飾は現代にはない組み合わせ。
瓶と蓋がセットで残っている物はごく僅かだそうですが、締めた時のフィット感がまた気持ちのいいものです。
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軽量で安価、大量生産の効くプラスチック素材が使われるようになり、重くて壊れやすいガラス瓶はみるみる姿を消しました。
このガラス瓶は何年にもわたり子供達をじっと待っていたのかもしれません。
時代は流れ、駄菓子屋さんは減り、そもそも駄菓子瓶を見かける事もなくなりました。
今の子供たちがこの駄菓子瓶を知らないと思うと少し寂しいような気もします。
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お菓子を入れて飾るのは勿論、瓶の傾斜を活かし生花を生けても素敵です。
揺れる水と不均一な瓶の反射が映し出す不思議な反射と揺らめきはあまりにも美しいものです。
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レトロで片付けられてしまいがちなアイテムですが、実際に使って頂くとその本当の魅力に気付いて頂けます。
駄菓子瓶という役目を終え、次に活躍できるのを自由が丘店で待っています。
お近くにお越しの際は是非お立ち寄り下さいませ♪