日田工芸
デスク
時を纏うことで味わいを増したビンテージ。
確りと拘りをもって作られた家具は長く使われることで完成時以上の深みを持つことになります。
本日紹介させて頂くのは日本で作られた名ビンテージ家具。
日田工芸の手掛けるデスクです。
最高峰の佇まい
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丁寧に作りこまれたからこそ現代にまで残る家具。
ジャパンビンテージの家具は他にない独特の風合いを纏います。
そんな日本の家具工房のなかでもトップクラスと詠われた工房、日田工芸。
高品質な家具造りで全国に名を馳せるも、惜しくもその幕を閉じた昭和の名工房です。
選び抜かれた良質なチーク材を主材とし丁寧に加工した北欧スタイルの流れを汲んだ家具を作っていたことで知られる日田工芸。
強靭で美しいチーク材は、現代では入手困難な木材。
このデスクも同様、選び抜かれた良質なチーク材がふんだんに使われています。
高い技術による、確りとした造りでも知られる日田工芸。
日本国内でもトップクラスの職人を抱えていたそう。
職人たちの高い技術力があったからこそ、良質な木材は良質な家具に姿を変えることが出来ました。
北欧家具の影響を感じさせるシンプルなデザインに日田工芸の拘りを感じるディティール。
美しく浮き出るチークの杢目と経年により飴色へと深みを増した色が歴史を物語っています。
無駄のないデザインに柔らかさをプラスする丸みを帯びた角のデザインも素晴らしく、思わず指で撫でたくなるほど。
丁寧に接合された箇所はあまりにも美しく、木工の高い技術力を感じさせます。
このデスクの顔となる重要な箇所がこの取っ手。
無垢材を丁寧に刳り出した取っ手は高い木工技術を容易に想像させます。
手触りも優しく、ぬくもりのあるコントラストとして存在感を放ちます。
抑えられたボリュームにすっきりと軽快な佇まい。
しかしながら損なわれない確固たる気品。
美しい見た目を持ちながらも、十分な実用性を兼ね備え暮らしに馴染みます。
残念ながら日田工芸の家具は現存するビンテージ家具でしか、その素晴らしさを体感することが出来ません。
日田工芸に対する「最高峰」の評価は決してなくなることは無く、大量消費が主になった現代にも魅力をもって蘇ります。
永く使い受け継ぎたい、日本の名作のご紹介でした。