岩谷堂箪笥 白鳥4号 Ⅱ型 整理箪笥
こんばんは。用賀店のふくです。 最近はビンテージアイテムばかりご紹介させて頂いておりましたので、本日は趣向を変えて日本の伝統的な収納をご紹介させて頂きます。 収納アイテムでもある箪笥。 現代だとチェストといった方が伝わるのかもしれません。 もっと言うと、箪笥=古臭くて少し野暮ったい印象という方も多いのではないでしょうか? ですが、本日ご紹介するアイテムはそんな印象を覆してくれる程の魅力に溢れております。 是非最後までご覧くださいませ。素晴らしき収納
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こちらは岩手県が誇る伝統工芸品 岩谷堂箪笥の『白鳥4号 Ⅱ型 整理箪笥』です。
岩谷堂箪笥の歴史は非常に長く、起源は1100年代。
当時は大型の箱のようなもので、現代のような形になったのは江戸時代あたりと言われており、一般家庭に普及したのが明治時代だと言われております。
物をしまうという目的を持ち製作された箪笥。
時代の移り変わりとともに技術は向上し、仕上げに用いられる塗りなど、素材も進化していると思います。
この点から近代に極まったアイテムであると思うのですが、皆様の目にはどう映りますか?
ここからは各部を見ていきます。
先ず、素材に選ばれたのは欅材。
力強いだけではなく、どこか妖艶にも感じさせる滑らかな杢目の表情。
その杢目の魅力を引き出しているのは仕上げでもある漆塗り。
ここには拭き漆と言う技法が用いられ、透けた漆を薄く幾層にも重ねられているそう。
ここまでの美しさを纏わせる高い技術力は伝統として培われたものであることを一目で理解させてくれます。
また、魅力的なのが細かな装飾の入った金具たち。
岩谷堂箪笥は黒色の南部鉄器を使用している物が多いのですが、こちらは銅製となります。
手打ち彫りという技法が用いられ、漆と同じく手作業によって仕上げが成されております。
そして収納部は大きく分けて3つ。
上段は3杯の抽斗。中下段には幅広の抽斗が2杯。その隣には扉収納が備わり、中には3杯の小さな抽斗があります。
この抽斗の内部は桐材が使用され、狂いの無い気密性を実現しています。
どの収納部も鍵をかけられる仕様であることも嬉しいですね。
桐は防湿・防虫・耐火性に優れておりますので大切な衣類や書類をしまっておくのに非常にお勧めです。
建築やインテリアなどで和モダンと言う言葉があります。
伝統的な和の要素を現代的なデザインに取り込んだことを指すようですが、箪笥ひとつでそれを体現しているように感じるのは私だけでしょうか。
確かな品質と美しいデザイン。
機械化により手仕事は減少し、この先に失われてしまう技術もあるでしょう。
そんな未来においても輝きを失わない素晴らしき収納のご紹介でした。































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