Yamakawa
Fruit Bowl Table
デザイナーのアイデアや感性に対し、職人の知恵と技術で応えてきた『山川ラタン』は、日本を代表するモダニズムデザイナー『剣持勇』や『渡辺力』等と共に1960年代の籐家具ブームを牽引した実績を持つ、1952年創業の国内家具ブランド。
長い歴史の中で培った技術と経験を活かして作られる製品は、デザイン性と世界でもトップクラスの品質の高さを兼ね備えており、様々な国のデザインアワードを受賞した経歴も持ちます。
また、デンマーク人デザイナー『ナナ・ディッツェル』がデザインした『ハンギングエッグチェア』や、日本で初めてニューヨークMoMA美術館に永久収蔵された『剣持勇』デザインの『C-3160アームレスチェア』等、歴史的名作の製造を手掛けたことでも知られており、多くのモダンデザインの巨匠などと交流や協力も行われている事から、確かな信頼と実績が伺えます。
本日は、そんな『山川ラタン』を前身会社として持つ『ヤマカワラタンジャパン/yamakawa』より、『Fruit Bowl Table W1800』のご紹介です。
日本発の高級ラタンファニチャー
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こちらのフルーツボウルテーブルはミラノを拠点都市活動するデザイナー『Omi Tahara / オミ タハラ』氏によってデザインされたアイテム。
同シリーズのソファに合わせて生み出されたものではあるものの、芯籐を編んだベースの上にガラスを乗せたその美しいデザインはシンプルでありながら味わい深く、あらゆるモダンなインテリアとの調和が取れるテーブルとなっております。

材として使われるラタン(籐)はジャングルで自生するヤシ科のつる植物で軽くて丈夫なのが最大の特徴です。
ラタンと一口に言っても、その種類はなんと300種以上。
皮の付き方や相性の良い加工の仕方が様々ある中、同社ではフィリピン産のラタンから品質の良いものを厳選しているそうです。

横幅180cmの大型なテーブルではあるものの奥行の最大が55cmの楕円型な為、視覚的な圧迫感は少なくソファ周りを移動する際の妨げにならないのが嬉しいポイント。
ラタンに黒いガラスのを乗せたシンプルな造形は、和と洋の調和が取れており様々なインテリアテイストにマッチします。
籐で作られた同シリーズのテーブルに合わせてデザインされたアイテムながら、モダンなソファとの相性も良く使い勝手も抜群。
和・洋・リゾート・モダン等様々なインテリアと組み合わせてお使い頂けるテーブルです。

ガラスの天板を外すとテーブルの外殻を形作る籐の骨組みを見る事が出来ます。
籐の編み方、フレームの接続の仕方、各部分の処理の丁寧さ等、ここを見て頂ければ職人の技術力の高さが一目で分かります。使う前に一度は見てほしいところであります。

剥きたての心籐は白に近い色をしており、時を経るごとに茶を帯びた優しい色へと変化していきます。
こういった状態の変化を劣化ではなく一つの魅力として育てるように楽しめるのは、自然素材ならでは。

いつもそこにあり、少しづつ、少しづつその様を変えていく。
数年経ち、ふと振り返った時にその大きな変化に気付づく。
まるで子供の成長を見守る親の気持ちのよう。
そう考えると『家具を育てる』という言葉がピッタリかも知れませんね。
今回入荷したものは、表面がやや色づき始めていますが、ダメージも殆どなくまだまだ赤ちゃんのようなもの。
丁寧に使って頂ければ一生使えるだけの耐久力も備わった美しいテーブルです。
