家具蔵 KAGURA エミネント ブックボード& デスクワゴン ~貫きたいこだわり~

UPDATE: STAFF:トリス
家具蔵 KAGURA エミネント ブックボード& デスクワゴン ~貫きたいこだわり~

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KAGURA EMINENT Series

Bookboard & Desk Wagon

こだわり。漢字では「拘り」と書くこの言葉。 家具やインテリアに係わらず、より良い品質のものを世に送り出そうとする人の営みには、必ずついて回る言葉かと思います。 しかし、こだわりは少し趨勢(すうせい)を読み違うと、世の中に置いて行かれる危険性があります。 拘泥(こうでい)という熟語にあるとおり、泥のようにがんじがらめにされてしまい、無くなってしまった営みも多くある事でしょう。 今回ご紹介するのは、その泥が渦巻く激流をあえて進む、「木」に信念をたてた企業のアイテムです。 宜しければ最後までご覧下さい。

本当に、欲しいのはどんな家具?

>>この商品の詳細を確認する 今回のアイテムは、家具蔵(KAGURA、かぐら)のエミネントシリーズ。 ふらっと目にしただけで品を感じる事の出来る、端正なつくりが感じられます。 家具蔵は1953年、創業者 相田 貞夫氏が戦後間もない頃、その手先の器用さを頼りに洋家具を作り始めた事に端を発します。 サンフランシスコ条約の発効後、主権を回復した頃の日本。まだアメリカの影響は色濃く、取り残されないために米文化を吸収し、己の物とする事が死活問題であった時代。 当時は珍しかった洋家具作りは、日本の生活様式の変化と共に根付いてゆきました。 家業を継いだご子息の敬介氏が表参道に直営店を構えた1995年が一つの転機となります。 それまで家具の販売は主に百貨店を中心に行われていました。 間に行程が一つ挟まっている事で、顧客と作り手が通じ合えていない事を感じていた氏によって作られた直営店は、 素晴らしい家具を求める顧客と、全てのノウハウを以ってそれに応える職人が出会える場所となりました。 そんな情熱の歴史を感じられる家具蔵ですが、大きな魅力の一つに「木」へのこだわりがあります。 鉄や鋼、プラスティックが発明されるよりも前から側にあったいきもの、木。 堅く、粘り強く、加工しやすい。強度こそ今は新しい素材には負けるかもしれませんが、手に触れた時のぬくもりには代えがたいものがあります。 今回のアイテムにはチェリー材が使用されています。家具蔵が使うのはその中でも最高品質と呼ばれるアメリカンブラックチェリー。ナチュラルな質感の中に華やかさのある赤みが効き、きめ細やかな木肌は仕上げの良さもありスベスベと滑らかな触り心地です。 光の加減によって浮かぶのは「さざなみ紋(リップルマ-ク)」と呼ばれる木紋。 これは平滑な板の中でも奥行を感じる事が出来る、良質なチェリー材の証です。 そして言われて気が付くぐらいの自然な、しかし強い家具蔵の拘り。 ブックシェルフはネジダボ、デスクワゴンは最下段のスライドレールやキャスターを除いて、外目に金具が一切目に見えないのです。 他にもパーツを組み込んだ後、段差が無く滑らかに仕上げる「さすり仕上げ」や、取り付けではなくはめ込まれた取っ手など、長く使うごとにその魅力を感じる事が出来る高度な作り込み。自分達が大切にしている「木」の良さを、出来る限り純粋な形で楽しんで貰うための拘りが詰まっているのです。 いかがでしたでしょうか。ここまでする必要があるのか、と言われたらそれまでなのかも知れません。 しかし、長く一緒の時間を過ごす家具だからこそ、良質な素材で、長く使える作り込みで、多くの人に届くように合理性を考え尽くす。 それは売るだけではない、使う人の顔が見えないと辿り着く事の出来ない境地です。 アイテムの価値というものは、作る人達の「覚悟」の表れなのかもしれません。実現する事が難しいから、達成した時にはそのアイテムには代えがたい魅力が映る。 そんな事を感じさせてくれる程の素敵なアイテムです。お探しの方はどうぞこの機会をお見逃しなく。

家具蔵 KAGURA エミネント EMINENT ブックボード

家具蔵 KAGURA エミネント EMINENT デスクワゴン

家具蔵 KAGURA エミネント ブックボード& デスクワゴン ~貫きたいこだわり~

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