コトブキ KOTOBUKI サイドチェア FRP製 ホワイトシェル ファブリック グレー エッフェルベース 柳宗理 ビンテージ ~物の美とは~

UPDATE: STAFF:なおく
コトブキ KOTOBUKI サイドチェア FRP製 ホワイトシェル ファブリック グレー エッフェルベース 柳宗理 ビンテージ ~物の美とは~

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KOTOBUKI
Side chair

落ち着く形は皆さんいくつご存知でしょうか。私はこのチェアはその中の一つだと思います。

物の美とは

20世紀に活動し日本を代表する柳宗理のデザインのサイドチェア。柳宗理の原点には民芸運動の創始者だった父・柳宗悦が求めた「用の美」があったといいます。その「用の美」によってこの座った者を落ち着かせる形は生まれたのではないでしょうか。

経済成長真っ只中の世の中には安価に作れる質の悪いプロダクトが多く出回っていた戦後の日本。 そんな中柳宗理は次のような言葉を遺しています。 

「モノがどんどん使い捨てられて、ゴミをつくって行くことが経済の繁栄に繋がるというのは、社会の仕組みとしておかしい。それにデザインという名目でデザイナーが荷担しているということに気付くべきだね。」

現在大量生産大量消費が主流であり問題となっている中、経済成長期の中プロダクトデザイナーでありながら経済の発展の仕方にいち早く疑問に思っていた柳宗理はSDGsの考えの先駆者なのかもしれませんね。

ふんわりと優しいフォルムの座面とは違い細い線で座面を支える脚部。その対比によって座面の曲線美、脚部のスタイリッシュさが際立ちます。この対比によってどこかはかなげであり、温かみを感じるデザインになっています。

FRPメーカーのパイオニア、KOTOBUKI(コトブキ)社により1969年に発表され別名ポリエステルチェアとして親しまれています。当時イームズのシェルチェアなどFRPでつくられた椅子の多くは外周の縁を裏側に折り返すことで強度を出すのが一般的でした。

しかし、できるだけスッキリとシャープにさせたいとの思いから、柳は折り返しを使わず、この椅子の特徴の一つでもある座の後ろ(お尻)側のふくらみによってシェルの強度を上げました。

「シェル全面」「座面のみ」「全面無し」の3つパッド(張り地)の仕様が用意され、また脚部も「スタッキング可能」「キャスター付き」の仕様が用意され、使用する状況に配慮したデザインでした。

「用の美」から生まれたサイドチェアに包まれてみなさんも現在の生活について,未来の自然に想いを馳せてみてはいかがでしょうか。


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