TOKYO RECYCLE imption
Gakugei-daigaku
欲しいものには必要だから欲しいものと、好きだから欲しいものとがあります。
お洒落な洋服やアート、植物や音楽は好きだから欲しい。座布団や椅子、食器やメガネは必要だから欲しい。
とまあ、無理やり分けてみましたが、好きなものと必要なもとの境目はあってないようなものです。
デザインが良くても使い勝手が悪いものは選ばないし、使い勝手が良くてもデザインが好きじゃないものも選ばない。好きも使い心地も人次第です。
12月の学芸大学店は万人受けする名作家具から、トリッキーで刺さる人にだけ刺さるアイテムなどなど、なかなかに面白いラインナップとなっています。
そして、今年も残すところあと僅か。みなさん今年最後の自分へのプレゼントはちゃんとあげたでしょうか?
自分の頑張りは自分が良く知っているはず。誰かが労ってくれなければ自分で労ってあげましょう。一年の締めくくりくらいは贅沢してもいいはずです。
私も今年一年頑張ったご褒美にオーダー枕を買う予定です。ご褒美がおじさんみたいでゴメンナサイ。ちっともお洒落じゃないや。
さてと、気を取り直して12月の店内紹介行ってみましょう!
今年最後のご褒美を。
デンマーク・FAARUP MOBELFABRIK社のビンテージ・ローズウッド材ガラスキャビネット。デザインはエリザベスチェアなどで有名なIb Koford Larsen / イブコフォードラーセンです。
奥行も浅く、足元も軽やかで圧迫感も感じさせません。赤みを帯びたローズウッド材の色味も良い感じです。
見た時から格好良いキャビネットだな。と思っていましたが中に雑貨や食器を入れると尚更いい! 思わず「映えやがる!」と言ってしまった逸品です。
いろいろ収納できるキャビネット。ではあるのですが、コチラは元々はキッチンキャビネットと呼ばれていた食品を収納できるUKビンテージのお品物。
上段・下段ともに大きな収納があるのですが、このキャビネットの一番の魅力は中段にあります。中段の扉と開けるとホーロー天板が姿を表し、さらには奥の収納部には、左から「BREAD AND CAKES」、「MILK AND FATS」、「EGGS AND MEAT」という表記があり、食べ物の保存場所だったことがわかります。
今ではなかなか生ものの食品を収納して置こうとは思わないかもしれないですが、調味料やパン粉、ちょっとした野菜や粉ものくらいなら現代でも十分使えそうです。食器棚以外にも雑貨などを収納するキャビネットとしても活躍しれくれそうです。雰囲気抜群のその姿は店舗什器としてもオススメです。
UK・イギリス繋がりで今度はチェアのご紹介。アンテロープ アームチェアと名付けられた椅子はもとは、1951年に「Festival of Britain」の展覧会の会場用にデザインされたもの。
ホワイト塗装の細身のアイアンフレームが空間を描くように張り巡り、そのフォルムはどこか柔らかで優しい印象を与えてくれます。ウッドの座面も身体に沿うように湾曲し、座り心地も申し分なし。
以前はコンランショップでも取り扱いがあったようですが、現在では取り扱いがなく、またUSED市場でも流通の少ないアイテムです。
リーンロゼのトーゴとブリガンタンの写真を撮っている時は、いつも「もっちりしてんな。」と思います。
しかし、ただもっちりしているだけではありません。ブリガンタンのその独特の背もたれやアームは帆船の帆が風を受けているイメージだそうです。7種類のウレタンフォームの組み合わせと、カバーにキルトされた弾力性のあるポリエステル綿は、ソフトで包みこまれるような座り心地を演出します。
ちょっと変わったフォルムですが、ブリガンタンもトーゴも世界中で愛されているロングセラーアイテムです。
伝統的な技法とオーク材の組み合わせにこだわった国内家具メーカー、STANDARD TRADE(スタンダードトレード)の「SFA-01C」 3人掛けソファ。
斜めに傾斜したオーク材のアームとシンプルなフォルムのシートが組み合わさった綺麗で上品なソファ。無駄な装飾は施されておらずソファ全体の美しさが魅力です。
カラーは落ちつきのあるベージュ系。スタンダードトレードの公式サイトでも「SFA-01C」で探すと真っ先にこのカラーがでてきます。時代に左右されないスタンダードなデザインですので、長く付き合っていけると思います。
店内にはその他にもUKビンテージのフラップ扉のスタッキングキャビネットだったり。
稀に入荷する、 HALO社の ストニーハースト スモール SMALL ランプテーブルは、初入荷のティノシーキャメル仕様。状態も良好です!
サイズ違いのアデペシュ a.depecheのアイアンシェルフには食器がズラリと並んでいます。
ビンテージ加工されたパイン無垢材の棚板と無骨なアイアンを組み合わせたインダストリアルシェルフ。並べられた食器たちが主役のようですが、深い色味で味わいのある雰囲気のシェルフもまた主役です。
そして12月の目玉商品はトラックファニチャー / TRUCK FURNITUREの HR 2人掛けソファ。
絶賛クリーニング中ですので、12月中にはオンラインストアにも出品できると思います。しばしお待ちを!!
いつもなら一年なんてあっという間だと感じていましたが、コロナウイルスが流行ったここ数年は、いつもの年よりも少し長く感じました。
去年も年末のブログで書かせて頂いたのですが、来年こそはマスクを外して生活がしたいですね。明けない夜はないと言う言葉の通り、コロナウイルスにも必ず終息の日は訪れるはずです。
今年最後の営業日は12月28日17時までとなり、年明けは1月7日11時からの営業となります。みなさま 今年も一年ありがとうございました。そして来年も是非ともよろしくお願い致します。
実店舗にて、現品をご覧頂けます。