Tendo Chair T-3035AS
本日は、将棋の里、山形県天童市に本社を構える創業1940年の老舗家具メーカー " 天童木工 / Tendo " の世界に誇る曲げ木の技術が活かされた名作チェアのご紹介です♪
プライウッドの利点を活かした優美な曲線を描くマルチチェア!
デザインは戦後、剣持勇・長大作・渡辺力・水之江忠臣等と共に「 ジャパニーズ・モダン 」と呼ばれたインテリアデザインの草創期を築いたパイオニアの一人であり、かの白樺派・民藝運動家として知られる柳宗悦の長男 " 柳宗理 / Sori Yanagi " によるもの。 こうした日本を代表する多くのデザイナーらの要望に応えるべく、同社は旺盛な探究心と確かな技術力と創造力によって当時では珍しかった成型合板技術をいち早く取り入れ、薄く軽量でありながら強度が保ち、それまで不可能だった無垢材の複雑な曲面やフォルムを可能にし、実用化した事でも知られています。 これまで発表された木製家具の多くは、皇室を始め、数多くの企業や官公庁、一流ホテル等でも広く採用され、日本に何十年と浸透してきました。 東京美術学校卒業後、モダニズムのミューズ : シャルロット・ペリアンのアシスタントを勤めた彼はモダンデザインと民藝への興味を深め、皆さんもご存知の代表作『 バタフライスツール 』を発表。その他にも食器や照明、オリンピックの聖火台、オートバイ、陸橋等幅広く手掛け、それらの作品は、MoMA ( ニューヨーク近代美術館 ) やルーブル美術館、ポンピドーセンター、ヴィトラミュージアム等にパーマネントコレクションとして永久展示品されています。 20世紀に活動した日本を代表するインダストリアルデザイナーであり、晩年1999年に手掛けた作品の一つがこの 『 チェア T-3035AS 』。 一方向にしか曲げられない弱点を持った成型合板を独自の3次元プレス成形という高度な技術を用いて製作され、シートとバックレストは万人がしっくりフィットする腰当たりや背当たりを考慮し、緩やかなカーブと丁寧にテーパーが掛けられています。また、シート下で交差した無垢材による丈夫なフレーム構造も特徴的で、何処かしらノスタルジックな雰囲気を感じさせる優し気なフォルムです。 成形合板の利点を最大限に引き出した優美な曲線を描く軽量で丈夫なこのチェアは、翌2000年にグッドデザイン賞を受賞し、ダイニングテーブルやデスク用と幅広いシーンで、そして洋風から和風の垣根を超え様々なテイストにもマッチしてくれます。 主張し過ぎないナチュラルでタイムレスなデザインですので、飽きる事無く長年ご愛用頂けそうですね! また経年と共に風合いが増し、きっと愛着も沸いてくると思います。 ミッドセンチュリーや北欧系、和モダンに至るシンプルな家具とのコーディネートに是非如何でしょうか?----------------- SPEC -----------------
Item number : RE21-06
Size : W47.5×D50×H72(SH43)cm
Price : SOLD OUT
詳しい画像やコンディションは
» ONLINE SHOP のページでご確認頂けます。