天童木工
低座椅子
最近、和室に北欧インテリアブランドのチェアを併せたり、キリムラグを敷いたりと、ミックススタイルなお部屋作りを楽しむ方をSNSでよく見かけます。
和室には和家具が一番合うのでは…という固定観念がありましたが、畳の包容力侮るなかれ!あらゆる系統のインテリアに不思議とマッチしますし、素足に触れるあのさらりとした感触はやっぱり何物にも代えがたいですよね。
本日は、和室での自由なインテリアコーディネートにぴったり&より快適に過ごしやすくなるアイテムをご紹介いたします!
和室をもっと楽しく
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今回入荷したのは、山形県天童市に拠点を構える日本屈指の曲木家具メーカー"天童木工"より低座椅子です。
第二次世界大戦後の日本において、渡辺力・柳宗理・剣持勇・水之江忠臣らと共にジャパニーズ・モダンデザインを牽引したデザイナーの1人である長大作氏が1960年に発表した同氏の代表作である低座椅子。
坂倉準三氏が八代目松本幸四郎の邸宅を設計した際、当時坂倉準三建築研究所の所員だった長氏が、「和室での暮らしに溶け込みゆったりと寛げるイスが欲しい」という要望に応えて制作されました。
積層合板による脚部はソリ型になっており丈夫で安定感抜群。また床に触れる面積を広くすることで、畳や絨毯を傷付けにくい構造にもなっています。
座面高は約29cmとかなり低めで、ローテーブルと併せてのご使用にぴったりなサイズです。ソファだとちょっと屈まなければいけなかったお食事もらくちん。
横から見ると分かりやすいですが、背座共にカーブと傾斜が付けられているためどっしり奥まで腰掛けられます。そしてそれらを支える成型合板の縁の下の力持ち感!ナラ柾目の乱れの無い杢目も考え抜かれたフォルムによく合っていますね。
背もたれと座面のころんとした丸い形は柿の実を真ん中で2つに割った断面をヒントに製作されたようですが、果物から連想したフォルムという点も和洋問わず馴染む理由な気がします。
クッションは背座どちらも厚さ約4cm以上のぽってりとしたタイプ。ふかっと柔らかで適度に弾力もあり、長く座っていても疲れにくいです。
座面の横幅は約55cm、奥行も約50cmほどあるため、座椅子の上で胡坐をかいたり体育座りをしたり、足を伸ばしたりと様々な座り方が出来ます。まさに寛ぐための椅子ですね。
後ろ姿の直線と曲線のバランスも美しく、お部屋のどの位置に置いても景観を崩さないのでパーソナルチェアとしてパーフェクト。
天板下が30cm以上あるローテーブルであれば差し込んでおけるため、スペースを取るのが気になるという方も安心です。
またファブリックのカラーはネイビーですが、少し緑がかった柔らかな色味なので和室との相性もばっちり。同じくプライウッドを使った北欧家具や、ガラステーブルなどと併せてもしっかりはまる汎用性の高いカラーリングです。
本日ご紹介したのは、長大作氏のデザインを天童木工が高い技術力で実現した軽やかな低座椅子でした!
座椅子とチェアが合わさったような独特の浮遊感が病みつきになる座り心地と、和洋問わず様々なインテリアとのミックススタイルが楽しめるデザイン性が唯一無二な傑作です。
和室に合うちょっとお洒落なチェアをお探しの方、是非ご検討下さいませ。