天童木工 Tendo 丹下健三 Kenzo Tange デザイン墨会館 50’s ビンテージオリジナルチェア！（ダイニングチェアイージーチェアラウンジチェアプライウッドチェア）～日本を代表する世界的建築家による幻のジャパニーズモダンチェア！～【買取と販売とレンタルのお店】

TENDO天童木工の買取と実績用賀店記事一覧

CATEGORY: TENDO天童木工の買取と実績 UPDATE: 2018年7月25日

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Tendo Kenzo Tange 50's vintage chair

本日は、将棋の里、山形県天童市に本社を構える創業1940年の老舗家具メーカー " 天童木工 / Tendo " の世界に誇る曲げ木の技術が活かされた幻のチェアのご紹介です♪

プライウッドの利点を活かした優美な曲線と直線を描く幻のチェア！

デザインは戦後、柳宗悦、剣持勇・長大作・渡辺力・水之江忠臣等と共に「ジャパニーズ・モダン」と呼ばれたインテリアデザインの草創期を築いたパイオニアの一人であり、日本人建築家代表として最も早く海外で活躍し「世界のタンゲ」として認知された " 丹下健三 / Kenzo Tange " によるもの。 1913年、大阪府に生まれた彼は1938年に東京帝国大学（現、東京大学）工学部建築学科を卒業。ル・コルビュジェに傾倒し、その教え子であった前川國男の建築事務所へ入所。1941年に東京大学大学院へ入学し、1946年から1974年まで母校で教鞭を執り「丹下研究室」を主催しました。第二次世界大戦復興後から高度経済成長期に数多くの都市計画等の国家プロジェクトを手掛け、磯崎新、黒川紀章、槇文彦、谷口吉生といった世界的建築家を育成し、これまで文化勲章、建築学会賞、文化功労賞、プリツカー賞、ローマ法王庁聖グレゴリオ大勲章、勲一等瑞宝章等、世界中の名誉ある勲章を授与してきた日本においての逸材。皆さんもご存知の国立代々木競技場、広島平和記念公園、広島子供の家、東京都庁舎、東京大学本部棟、戦没学徒記念館、横浜美術館、グラン・テクラン、国際連合大学、新宿パークタワー、香川県庁舎、山梨文化会館、静岡県体育館、静岡新聞・静岡放送東京支社ビル、兵庫県立歴史博物館、日南市文化センター、草月会館、WHO神戸センター、OUBセンター、東京カテドラル聖マリア大聖堂、桐蔭学園、自邸... といった著名な数々の建造物は彼が手掛けた代表作。友人と買食ながらフラフラしていた背後に突如出現した建物に驚いた記憶が蘇りました... 後に知った事ですが、それは駐日クウェート大使館でした。

こちらは、国の有形文化財にも指定される愛知県一宮市小信中島の「墨会館（すみかいかん）」建設に併せデザインされた1957年～製のビンテージチェア。こうした日本を代表する多くのデザイナーらの要望に応えるべく、同社は旺盛な探究心と確かな技術力と創造力によって当時では珍しかった成型合板技術をいち早く取り入れ、薄く軽量でありながら強度が保ち、それまで不可能だった無垢材の複雑な曲面やフォルムを可能にし、実用化した事でも知られています。これまで発表された木製家具の多くは、皇室を始め、数多くの企業や官公庁、一流ホテル等でも広く採用され、日本に何十年と浸透してきました。彼と同社の共演は1953年愛媛県民会館客席用として納入された成形合板の椅子1,400脚から始まり、成形合板＝プライウッドの真価を日本で広めたのは彼自身であると云っても過言ではありません。

プライウッドの利点が最大限に活かされた優美な曲線を描く、大胆で愛嬌のあるシルエット。座面と脚部が一体となった一枚板のスツールをベースに、バックレスト部分が追加されたチェアで、勿論見た目だけでなく、包み込むような背もたれに凭れるとプライウッド特有の撓りが、心地良く背中にフィットします。主材として杢目の美しい欅が使用されており、安定感のある脚部にはアクセントとなる補強プレートが備わっています。また取り外し可能なクッションも付属し、ファブリックはさり気なく金ラメの入った渋めの深緑色です。