Tendo Margarita 2P sofa

戦後間もない頃から家具におけるデザインの価値を追求し続ける天童木工。 著名なデザイナーや建築家との協業による多くの作品を世に残しています。 洗練された技術力に裏付けられた高い品質。 本日はそんなブランドが手掛ける名プロダクト マルガリータのご紹介です。

日本様式と北欧モダンの融合

>>この商品の詳細を確認する デザインを手掛けたのはスウェーデンの建築家兼デザイナー ブルーノ・マットソン。 天童木工が初めて契約した外国人デザイナーです。 彼は母国スウェーデンで5代続く家具工場の息子として生まれ、幼少期から家具職人やデザイナーとしての修行を積みました。 後にスカンジナビアデザイン賞を受賞し、さらには同国の政府からプロフェッサーの称号を授与されるなど、輝かしい業績を残しました。 1974年に来日した際、日本特有の文化や生活様式に触れたそう。 畳と日本人の体形に合う椅子をデザインするために、山形の天童木工で制作を始めＭシリーズと呼ばれる椅子を開発。 その中でデザインされたのが最高傑作と称されるマルガリータ。 その魅力は、驚くほどの圧倒的な軽やかさ。 流れるような美しいフレームが視覚的にも軽快な印象をもたらします。 それでいて成形合板が持つ堅牢な構造は高度な技術の結晶。 軽さと丈夫さという対照的な特性を同時に実現してくれます。 特徴的なフレームの構造はマットソンが生み出したデザイン。 前後の脚を輪の様に繋げた、雪摺りというソリのような形状は床に傷が付きにくい効果をもたらします。 さらに、床との設置面積を広くとる事で安定感も加わります。 連結する為のコネクターの装着は非常に簡易なため、軽量感と相まって環境の変化に柔軟に対応してくれます。 確りと厚みのあるクッションを備えた低重心の座面はゆったりとした座りを実現。 天童木工による確かな木工技術により、程良いしなりと強度が確保されています。 椅子に「座る」のではなく、「入り込む」。 まさにマットソンの哲学が体現された全体を包み込むような座り心地。 北欧が生みだす革新的なデザインと日本の繊細な技術の融合にて実現した一脚。 開発から40年以上経った現在でも愛され続ける名作です。